hg 公演情報 風琴工房「hg」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ドキュメンタリーでなくて演劇だからこそできること。
    生身の質感。完全な傍観者ではいられない参加性。空間を共有するということ。

    ネタバレBOX

    二部は再現率が高い(一部は創作率が高い)というか、そのままを伝えたかったというのも分かるが、やはりもう少し演劇的加工が必要だったのではという気がする。伝える為のデフォルメというか。
    変な作為は加えられないので、難しいところだとは思いますが。

    公害でいうならば、例えば今中国ではまさしく同様の被害の拡大中であると最近テレビで見たので、先に体験した国の私たちが何かできることはないのか、と思ったりもする。

    企業倫理ということでいえば、最近の偽装問題だってそうで、それを訴えることで自分や何十人もの社員が路頭に迷うことにもなり、それを一概に正義を貫く、とはいかない感情があると思う。

    私たちの立場に一番近い、詩森さん役の人の、施設での無力感、浮いている感じが、何ともリアルで、辛かった。

    自分が変わることで世界が変わると熱く語る小学校の先生。実際にはなかなかそうは行かないのだけど。でも、行動していかないといけないのですよね。

    0

    2008/05/20 00:18

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大