hg 公演情報 風琴工房「hg」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    個人的には
    衝撃のラスト(ガクゼンとはしませんが)。松岡洋子さん新境地。

    ネタバレBOX

    佐藤誓、篠塚祥司両役者の前半後半の配役がキモ(そもそも舞台の設定の変化自体がそうなっているのか)。
    災厄を引き起こした側と、被害を受けた側を、同一の「場所」が兼ねる。同じ役者が演じることのもつ意味、伝える意味。
    普通のエンタメ系小劇場の雰囲気をもった楽しめる演劇として滑らかに仕上がっている。抒情にくるんでいるし、これみよがしではないのだが(でも前フリはある)、ドキュメント演劇の実験的なシーンが最後の最後に登場(誰某さんが現実にしていることのここでの反復再現)。おそらく小劇場史上初か。日本の演劇史上初かもしれない。
    詩森さんの感動、表現のポイント、伝えたかったことがありありと分かる。
    今現在、風琴工房の作劇は無茶苦茶尖んがっている。メタドラマ、演技や描写という事についての将来にわたる歴史の中での一つの貴重な例になっていると思うが、大人の作品にもなってます。
    「聖なる土地」は生み出すものも違う。水俣にも近いうち必ず行ってみなくては。

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    2008/05/19 10:44

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