満足度★★
危惧していた通りの感想に・・・
ホンの出来、役者さんの演技など、全てにおいて素晴らしい作品に仕上がっていたんですが・・・
「水俣病」を題材にした作品と知ったとき、観る側の年代によって、捉え方が全く異なるんだろうな・・・と危惧しながら観劇していたんですが、その通りになってしまった。
「水俣病」を知らない年代には衝撃的な作品かもしれないが、「水俣病」をドキュメンタリーでじゃなく、ニュースで知らされていた年代にとっては、観るに耐えない作品になってしまったのではないのかな・・・
あちきは後者の人間であり、観ていて「観ていたくない」「マネしてほしくない」という拒否反応が出てしまい、観終わった後、気分は最悪な状態であった。
ただ、ホンの中でも似たセリフが出て来たので、作者の詩森ろばさんは、この様な想いを一手に引き受けて上演したんだろうな・・・
「水俣病」を風化しないためにも、この様な作品は必要だと考えるし、上演を許可したモデルとなった施設の理事長さんに敬意を評します。