満足度★★★★★
全チーム制覇。
Fight Aloneはエムキチの企画公演の中では一番好きなのでとても楽しみにしていました。6チーム×4人とのことで24演目を観ましたが、やはり突出して素晴らしいものを観せてくれたのがおぼんろの末原拓馬さん(Aチーム)、そしてあやめ十八番/花組芝居の堀越涼さん(Dチーム)。お二人の勝因は、バー空間の隅々までを一瞬にして支配するほどの濃密な空気感を作り上げていたこと、そして観客の心身を侵食するほど攻撃的な芝居で勝負してきたこと。他の方達も秀作揃いでしたが、やはり「勝つ」には圧倒的であることが必須なのだなと思いました。結果、賞レースは2票差で末原さんがトップに立ちましたが、涼さんのファンである私が唸るほどのクオリティだったので、かつてから耳にしていたその人気にも納得です。