期待度♪♪♪♪♪
破滅
安吾ばかりでなく、無頼派の面々の魅力は、破滅へ前のめりであったことだろう。学生時代、太宰の世話をなさっていた方のお宅へ友人が下宿していたり、自分自身、相当破滅的な生き方をしていたこともあって、無頼派は大好きだ。嘘と虚飾と二枚舌、三枚舌、「国家」高揚の空文句とマイノリティー排外主義、白人迎合などの歪なレイシズムが蔓延るこのアホな国の下司を下支えする無自覚者達には、絶望以外の処方箋など無いように思える今日この頃。矢張り、この「国」では無頼しかないのかも知れぬ。寂しい話ではないか!