満足度★★★★★
懲りずに日暮里へ足を運んでしまった・・・
千秋楽は事前予約終了のアナウンスがあったので、これはまずいと、もう一度、足を運んでしまった。
会場前から、劇場前には長蛇の列。劇場に入り、劇場中央の受付に行くまでに、劇場内から聞こえる参加者の声などを聞いていると、リピーターの割合がなんと多い事か、そんな私もその一員であるのだが・・・
今日はどこの席に座ろうかと迷っていると、語り部が声をかけてくれる。
「あっ、○○さん!今日はどこの席にします!?」
私が、おぼんろのに舞台を観始めて数回、今回に限っては3回目だが、名前を覚えてくれているのだ。こんなに嬉しい事が他にあるだろうか?
私だけではない、来る人来る人に、語り部が名前を呼んで声をかけている。
出演者が、友達でもない一観客の名前を覚えているなんて、こんな劇団が他にあるのだろうか?
一般的な舞台は客だしの時に知人との面会ができるかどうか、という所だが、おぼんろは本当にその場所に訪れる全ての人間を大切にしようと思っているのだなと思う。
紡がれる物語もさることながら、おぼんろの人気を支えているのは、
一人一人を大事にしていることだ。
これから、きっともっと大きくなっていくだろうおぼんろにとって、
動員数が伸びれば、当たり前のように、触れ合う人間がふえてくる。
全員を全員覚えられるはずがない。
それでも、彼らは、不可能を少しでも可能にしようと、
がんばっているのだな。
応援せずにはいられない。
16日の千秋楽は事前予約分には完売らしいが、当日券がでるらしい!
これが最後のチャンス。明日、早めに打ち合わせが終わったら、当日券狙いで再度、劇場に向かおうと思う。