期待度♪♪♪♪♪
中津留 章仁
大きな身体の氏の目は、鋭く本質を見抜く。それが、決して直線的でない所に、懐の深さがあろう。
主宰劇団の作品ばかりではなく、2012年末にパレスチナ問題を扱った作品の演出を手掛けた時の手腕など驚嘆に値する。僅か5日間の練習で、よくぞあそこまできちんとパレスチナ問題の本質を掴み、演劇化した、とその手腕にただただ驚きながら拝見した。素晴らしい舞台であった。
「背水の孤島」も拝見して、心に残っている作品の一つである。「極東の地、西の果て」創る側からの評価が最も高い作品とのこと。是非、観たい。