満足度★★★
凡庸 絵画オークションを巡る、バイヤーの利潤率アップ作戦顛末。主張としては、アーティストの精神論を資本の論理にぶつけた作品。そこに恋愛、後継者問題などを絡めた。 然し、大仰な演技をする役者が何人も居て、わざとらしさが鼻につく。中で気に入ったのは、トト役の抑えた演技、女優ではオーロラ役が、育ちの良いお譲さんを自然に演じた。 舞台美術はまずまず上手なでき、シナリオには工夫が無い。19世紀的なアーティストVS資本という対立をそのまま持ってきているのは芸が無い。演出も、もう少しキチンとダメダシをすべきだろう。
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2013/06/08 02:54
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