裏切る舞台、嫌いですか?
裏切る舞台は、嫌いですか?
これは、単なるコント短篇集ではない。
登場する人物に何かしらの悲劇性があり、男と女、生き方、科学といった、極めて重要なテーマと向き合っているからである。
一話目は、外国人住民やホスト風の役人のキャラクターが 群を抜いて 笑えた。いわば、典型的なコントといえる。
しかし、2話目以降、徐々に重要なテーマに傾斜した。
オムニバス形式を取らない舞台構成ではあるものの、短篇のコントを繋ぎ合わせただけではなく、一つの物語として完成された料理を提供している。
製作委員会は、デート観劇を勧める宣伝をした。なら、一度くらいは激アツアツな場面があってしかるべきだったと思う。場面がなかった理由を考えると、答えは第三話目に記してあった。
つまり、マイクやカメラ(=科学)に拾われない、その“人間の部分”は これからも不変であり続ける、ということだ。それを強調したかった。
意味は、舞台を観劇した者にしか解らないない。
作品の内容がコントだったので、ネタバレに漫才のネタを書いてみました。
2013/06/05 07:38
素敵なコピーも添えてくださいまして痛み入ります。
何回も繰り返し読ませて頂きました。今後共宜しくお願い致します。
(ネタバレの中身には驚きました!笑)