満足度★★
初JAM SESSION
翻訳物を劇的にひっぱっていくパワーは感じられましたが、ギュレンの景色や人々の空気がもう少し見たかったなというのが本音です。駅や、森や、店など、一つ一つの場面もそうですが、なによりお金の単位がいまいちピンと来ないため、ギュレンという街そのものがぼんやりとしてしまい残念でした。
コミカルな演出はわかりやすくはありますが、人々が豊かになっていくコワさを、じわじわと魅せることも「劇」小劇場の空間であればできた気がします。
家族を通して描かれていることもあり、そのコワさと悲しさを、そのまま感じ取ることができるドライブのシーンが印象的でした。
2008/06/15 11:43
ご来場いただきありがとうございました。
そして「観てきた!」のクチコミもありがとうございます!!!
あえて具体的な舞台装置、道具を用いない中で、街、人々の変化を出していくことは挑戦でした。
それらを役者で表現していくことも、芝居の醍醐味でもありますでしょうか。
お金の単位も、少しでも馴染み深いものになるよう、実は原作に手を加えております。
JAMSESSIONで脚本を読み解いていくと、愛情深い作品であることにも気づかされます。
是非次回もご覧いただきたいと思っております。どうぞ宜しくお願いします!