期待度♪♪♪♪♪
ミレナへの手紙
標記タイトルでカフカ全集の一巻が組まれていたように思う。未読だが、そのミレナだ。カフカは、最も好きな作家の一人で「変身」を初めて読んだのは中学一年の頃だった。「次郎物語」「しろばんば」なども平行して読んでいた。何れにせよ、センテンスの短い、イメージの乾いた作品という印象を持ったものであった。本格的にカフカ作品を読んだのは大学に入ってからだが、作品を読み進めてゆくうち多くの悪夢に襲われた。そのような作品を綴ったカフカと、通常の恋愛というコンセプトでは考えられない付き合い方をした女性、ミレナは、他者に、実際、どのように捉えられ、イメージされているのだろうか? とても興味がある。
2013/05/21 12:25
2013/05/20 22:00
かきこ ありがとうございます。カフカの抱えていたアンチノミーやアンヴィヴァレンツと、存在感の喪失に抗う、肺病病みの身体性とは、大変なものだったでしょうね。そんなカフカを愛することは可能か? という問題は、恋したい女性にとって、如何に変わるか、変われるのか、その必要があるのか、等々、やはり難題だったでしょう。そして、もっと突き詰めれば、女性にとって、男とは何か?
現代では、単性生殖の問題も含めて捉えられるべき問題でしょう。IPS細胞を用いて人間のクーロンを作ることは、近い将来現実になるでしょうしね。その時、人間という存在の原型は、男ではなく、女性だというのは、今更言うまでもないことですしね。ちょっとずれましたが、応募は明日までですね。行きたいなー。