満足度★★★★
『ブッダ』冒頭から、異国情緒あふれる音や光、そして人々の動きに引き込まれる。言葉での状況説明はほとんどなく、人々の営みが、大河のように目の前を流れていく。洪水、戦争、病気、老い、死。それを見つめるシッダールタの目線を共有するかのように、観客もとまどいながらそれを見つめていく。舞台上での物語の進行はわかりやすいとは言えない。けれど、その混沌がある意味この世界そのものなのかもしれない、などと思ったりもする。
ネタバレBOX
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2013/05/09 01:31
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