偽伝とのことなので
この公演を史実として読み取るのは危険ですよね。
スポットを当てる人物を替えれば、善悪の見え方も変わるでしょうから。
だから、あくまでフィクションだと考えれば、なかなか面白いかったです。
若いキャスト達のエネルギーは感じ取りました。
ただ、語り部として今時の服装の”歴女”なる女性が出てきて
シーンの転換で解説する演出は、
ちょっと興ざめしました。
でも、後半にその女性が感情移入して涙ぐみながら語る姿は
『これもアリなのか』と思わせられました。
3時間超えの公演を休憩を入れずに上演するところに
作品に自信があることを表しているのでしょうか?
途中トイレに立つ客が数名いたのは…仕方ないところでしょうか。