革命日記 公演情報 映画美学校「革命日記」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    2013年の革命
    これから映画の世界で活躍するかもしれない俳優達の青田買い。以前に青年団が上演した時とは、作品から受ける印象がまるで違って、でもそれも良いなと思いました。とにかく、刺激的な内容の話なので、何度見ても刺激を受けるなと思いました。

    ネタバレBOX

    以前に青年団がアゴラで上演した作品を観たときは、劇中ずっと緊張しっぱなしの張り詰めた空間で、過去のものだと思っていた革命の気運が現代に立ち上ってくるのではと圧倒されるような観劇体験でした。それに比べると、今回は明らかにフワフワしている。それは、卒業公演だということでの、俳優の全体的な若さもあるけれど、意図して軽くしてるのかなと感じました。もう革命では社会は変えられないという諦めが根底に渦巻くようなしらけがある。例えば、冒頭の物語が始まる瞬間、俳優たちが唐突に小道具をセットして位置につくことを見せること。それは、これからはじめるのは物語ですよ、と見せる行為なのかなと思いました。全体を通してみても、様々な来訪者への対応の変化はあっても、自分達の革命の成功の是非に対する、いらだちや焦りや怒りを感じさせない雰囲気を作ってるのかなと思いました。

    でも、そう考えてしまうのは初見で観たときと、今回の間の私自身の社会への向き合い方への心境変化があるのかもしれないので、勝手な推察なんですが。

    でも2回見て、やはり感じる革命への切なる思い。政治も宗教も芸術も社会運動も、突き詰めていくと先鋭化して、武装化して、革命化していくのかなと思います。目の前の現実への問題は、原発にしろ医療介護にしろ保育にしろ貧困にしろ、その困窮する当事者は声があげられない。声をあげてもなかなか現実は変わらない。ならば極端なこと(革命)してでも、目に見える形で変革を求める気持ちはよくわかる。勿論、そんなことで世の中は変わらないと、私達は歴史を通して学んでいるんだけれど。でも劇中の登場人物、その1人1人が切実に自分の思いに正直に生きていて、この作品は繰り返し繰り返し上演される意味がある作品だと思います。観れて良かったです。

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    2013/03/26 00:23

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