満足度★★★★
生きること
はっきり言ってこのフライヤーが目に留まって『観てみよう』と決めた。
裸の男女ではない。
赤いシーツだ。またはカバーか?
いずれにしても赤いシーツも赤いカバーもあまり見かけない。
見かけないからこそ、『なぜ赤を?』と思うのだ。
それは青でも緑でも黒でもなく血の赤なのだ。
赤いシーツとタイトルの『錆花』、これだけで脚本家が芝居の中で何を表現したいのかが、ちょっとだけ想像がつくのである。
そして、オンナを抱いてる手だ。
愛しく大切なものに触れている。というふうに優しく扱っている手の表現に魅かれたのだ。
再演もありうるのでネタバレBOXへ>(2008/6/17)
2008/04/09 00:31
2008/04/09 00:09
だけれど、一つ一つの描写が丁寧で雑ではないのよ。
芝居を観てると、『ああ、あるある!』みたいな感覚に陥って、演じ方は自然なんだけれど、狂気に満ちてる。。
最初からワクワクドキドキの舞台じゃあないのよ。
なんですか、最初は抱擁シーンがあってドキリとさせられた後、ぬるい日常の展開がやってくる。
つまんないなーー。と思い始めた頃、舞台は動くの。
で、作者の言わんとしてる事や、ニンゲンの繊細な襞の部分にズシン!とはいってくるのよ。
次回、お勧めです。病み付きになる舞台です。
ポツドールが「病んだ動の世界」なら、こちらは「病んだ静の世界」です。