満足度★★★★
よかったです。
普段あまり舞台は見ないのですが、友人に連れられて観にいきました。
どろどろしている内容なのに重苦しくなりすぎず、さらっとみることができました。
それでもところどころ胸に突き刺さるような感覚もあった気がします。
舞台というより映画になりそうなお話で、だけど同じものを映像でみるとすると、今回わたしが感じたような感覚は得られなかったかな、と。
舞台演劇には限界があると思っていたのですが(ロケーションとかそういう意味で)この団体の公演をみて少し考えが変わりました。
また次の公演も是非観にいかせていただきたいと思います。
満足度★★★★★
錆花
役者さんがとても良かった。もちろん話も素晴らしかった。
お寿司悪くない、確かに。なにも誰も悪くない。
観劇帰り、私はその場におったなあ、と考える。
これはすごいことだ。
満足度★★★★★
ギリギリのライン
物凄く緻密に作られていながら、今にも崩壊しそうな、ギリギリの線を攻めてくる。
抉るなぁ。切ないなぁ。
お弁当を食べるシーンが良かったです。
満足度★★★★
湿度と粘度
静かなのだが、主張は意外とうるさい。
どうしようもない人たちばかりなのに、極端な露悪にも走らない。
川上未映子の言う「釘」という表現の、しっくり加減は驚くばかりだ。
現実的でいて、それでもメルヘンになってしまうのは、甲斐の世界観なのか。
今回だけでは、どうにも見当がつかないままだった。
確かなものとして残ったのは、むわっとした湿度とねちゃっとした粘度。
気持ちいいものではないが、世界の触感でもあるのだろう。
ちょっと面白い切り込み方なので、次も注目して観てみたい。
満足度★★★★
生きること
はっきり言ってこのフライヤーが目に留まって『観てみよう』と決めた。
裸の男女ではない。
赤いシーツだ。またはカバーか?
いずれにしても赤いシーツも赤いカバーもあまり見かけない。
見かけないからこそ、『なぜ赤を?』と思うのだ。
それは青でも緑でも黒でもなく血の赤なのだ。
赤いシーツとタイトルの『錆花』、これだけで脚本家が芝居の中で何を表現したいのかが、ちょっとだけ想像がつくのである。
そして、オンナを抱いてる手だ。
愛しく大切なものに触れている。というふうに優しく扱っている手の表現に魅かれたのだ。
再演もありうるのでネタバレBOXへ>(2008/6/17)
満足度★★★★
かっぱ巻き
全体を流れる淫靡で独特な雰囲気!悪くないです。確かに小説を読むように想像力を駆きたてられ,引き込まれていきました。ただ,かっぱ巻きを握り寿司として食べる場面は良かったが,そのあとがよろしくない。舞台を汚すシーンは嫌いです。最後のタバコの投げ捨てのシーンも同じ。別の手法でその感情を表現して欲しかったと思います。そのほかは文句なし。私の好きな芝居です。
満足度★★★★
色気がありました。
役者さんの色気もそうですが、舞台全体に漂う色気がすごかったです。セリフにも文章的なセンスがあって、この脚本て小説じゃないの?と思うくらいでした。解釈に幅があることとラストのしめかたが特にすきです。
満足度★★★★★
TOCA* 劇場公演初体験
4月5日マチネ 観劇。
良質な脚本と、それを劇場で成立させるためにキワキワを攻め続ける俳優陣を堪能。
五感を刺激する演出の仕掛けが気になる。
作・演出の甲斐博和氏は、俳優としても悔しいほどに魅力的。
満足度★★★
4月4日ソワレ 110分
TOCA* 初観劇。
前半はなかなか集中できなかったのですが、中盤の姉妹が弁当を食べるシーンからぐっと引き込まれました。
ただちょっと長かったかな・・?
舞台下手前方に柱があるのですが、席によってはちょっと邪魔になるかと思います。