弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く 公演情報 天幕旅団「弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    舞台が回るのかなと思ったけど、それはなかった
    円形のシンプルな舞台と棒を使った演出が面白かったです。
    円形の舞台は、最初はなんにもないと思っていたのに、照明が当たり方で石を敷き詰めた通りのように見えたり、室内見えたり。
    棒をうまく使って、男が螺旋階段を疲れた足取りで歩くのを表現したり。
    黒いシンプルな舞台が、いろいろな表情を見せてくれました。

    俳優の動きも工夫されていました。
    ストップモーションっていうんですかね、動きの速度を変えて、ゆっくり動いたり、突然くるりと回転してみたり。
    そういう動き方の演出も面白かったです。

    ネタバレBOX

    『クリスマスキャロル』の脚色です。でも原作の単純なハッピーエンドみたいな雰囲気ではなく、もうすこし複雑にアレンジされていました。
    そのアレンジの仕方も、すごく上手でした。

    途中、ゴーストが自分の正体を明かすところで、どばーっと泣いて、それから最後の場面でも涙を誘いました。
    あれですよね、素直に泣けるものは面白いし、気持ちもいいですよね。
    観に行ってよかった。

    すごく寒い日。
    外出するのは億劫だなあ。
    やっぱり行くの止めようかなあ。
    でも、やっぱり行こ。

    観に行って、ほんとによかった。
    素晴らしかったです。

    ただ途中で、退屈もちょっぴり感じました。
    なんでかなあ。
    会話が単調に感じた部分があったからなのか。
    自分でもよくわかりません。
    でもすぐに上記のゴーストが自分の正体を明かす場面になって、どばーっと涙が出てきて、それ以降は退屈を感じることはありませんでした。

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    2012/12/24 02:00

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