燻し銀河 公演情報 ネルケプランニング「燻し銀河」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    こんな作品を見に行った自分が腹立たしい
    全く持って、退屈かつ低俗な作品であった。
    年度末で仕事が慌しい中、モノレールに乗ってまで、このこんな作品の
    為に時間を割いて見に行った自分の選択に強い地団駄を踏むほど、
    腹立たしい思いでいっぱいだ。

    10年近く前であろうか、確か中野ポケットと思うけど、
    この作品が上演されていたとき、とても評判が良く、
    見に行きたかったけど当日券さえも取れないほど人気があり、
    記憶に残っていた。
    今や人気者の八嶋氏や山シゲさんも出演していたと思う。
    それで、この作品に興味を持っており、
    オシャレで洗練された天王洲の格調高い(でもロビーには
    パチンコ台がある。今はアクエリオン)銀河劇場へ行った。

    馴染みのない出演者ばかりだったが
    (知っているのは鹿殺しのチョビさんと清水宏くらい)
    銀河劇場で6000円もの入場料を取るんだから、
    僕が知らないだけで、著名人なんだろうな、と思ってましたが、
    本当に無名の人ばかり・・・。

    詳しくはネタバレに記載するとして、
    結局中身が中野ポケット、チケット2500円程度の作品であった。
    近場の小劇場で、その程度の予算で見る分には
    「あぁくっだらねぇ」で済むけど、
    こんな上等な劇場で、上等なチケット代金なら、期待度が違う。
    ダラダラ趣味の安っぽい、芝居を見せられ、
    非常に裏切られた気分でいっぱい。

    僕の席は1階後方だったのだが、
    なぜか、席の埋まり方がドーナツ化現象。
    1階の真ん中、いわゆる一番見やすい席が
    ぽっかり空席で、それを囲むように、パラパラ客がいる。
    団体でもキャンセルになったんだろうか???
    団体が入るような作品じゃないと思うけど。
    どんな売り方してるんだろう・・・この作品だけじゃないけど、
    こういうのって、とても不振に思う。

    しかし、あぁ悔しい。
    2時間30分の上演後、会社に戻り仕事で午前様。
    あぁなんでこんな作品の為に時間使ったんだろう。
    劇場とチケット代金を信頼して芝居を見に言っちゃいけないのか。
    パルコやコクーン、ルテ銀、シアタークリエも入れて
    これらの劇場で上演されるって、
    それなりに質と品格が保証されているんじゃないんだろうか。
    東京では、あふれる程、演劇が上演されているのに
    自分の選択眼のなさが恨めしい。


    ネタバレBOX

    客席数200人未満の中野ポケットの作品を、
    そのまま800人を超える中劇場の銀河劇場で上演しているだけで、
    出ている役者、演出、すべてが小劇場のまま。
    役者の芝居の仕方(仕草や発声など)、装置、全部小さいままで
    前5列くらいまでしか、わからない、伝わらない芝居で、
    10数列目の僕の席にまで、何をしているのか、全くわからない。

    内容から察するに、もっとダイナミックな装置で、
    後方の観客にまで話をわかりやすく伝える演出がしやすい話の
    はずなのに、装置らしい装置もなく、
    台詞も良く伝わらないから人間関係もわからず、
    観客をナメているとしか思えない。


    触れ込みの「銀河鉄道の夜」なんて、全く関係を感じません。
    詳しく、注意深く見れば、何かオマージュのようなものが、
    あるのかもしれませんが、
    基本的に、台詞が殆ど伝わらない上、スケール感もなし。
    まさか、さかなクンのようなカブリ物をした人が出てきて、
    影絵の電車のような物に乗ろうとしたことが、
    関係なんて、言うんじゃないんだろうなぁ。
    この触れ込みからすれば、誰だって、銀河鉄道の夜が持つ
    思想やロマンを創造するはず。
    それらは、この作品に含まれているなんて到底思えない。

    大きな舞台の真ん中で、チマチマした芝居らしきものを
    やってるだけじゃ、
    背景もなく、影絵か何かわからないど小道具だけで、
    非日常の話を魅せようなんて、
    虫がいい話じゃないですか。
    最初から客が入らないのを見込んで、
    セットやキャストなどの製作費もケチって、陳腐な芝居で、
    固定客の方からチケット代という名のお布施でも
    集金しようって魂胆じゃないか、とさえ思う。

    途中、清水宏の、脂ぎったノリツッコミのような、
    漫談のような汗くさい場面がダラダラと続きます。
    なんで赤絨毯ひかれ、上品な客席係が案内をしてくれ、
    ロビーじゃシャンパンも飲める劇場で、こんなモノ見なきゃいけないんだ。
    印象に残ったのは、この場面くらいで、
    あとは、何やってるのか、さっぱりわからない。

    山のように手渡された出演者の皆様の次回作を中心した
    チラシによれば、
    主役の福田なんたらさんを始めとした皆様、
    次回は下北の「劇」やら小劇場ばかり。
    小劇場の役者さん達が、急に大きな劇場で、
    メインの役で演じろって言われても、そりゃ出来ないよな。
    これってホリプロの魂胆???

    小劇場なら、★★か★★★かもしれないけど、
    この劇場、このチケット代では★

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    2008/03/27 01:25

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  • そうですよねぇ、帰れば良かった。おっしゃる通り。
    貧乏性というか、きっとクライマックスは何かしらカタルシスでもあるのかと
    微細な期待を持っちゃうから、最後まで見ちゃうんですよねぇ。
    カーテンコールは見なかったけど、出演者、製作者に義理がある訳でもないし、
    途中で席を立つようにします・・・

    2008/03/28 00:58

    つまんなかったらとちゅうで帰ればいいんですよ。

    2008/03/27 12:51

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