満足度★★★★
魅せるということ多分、末原拓馬にしか出来ない芝居。末原拓馬だから、出来た芝居。『ゴベリンドンの沼』は、彼の中でこのように熟成されて、そして類稀なメンバーたちと共にあの完成形になったのだな、ということがよくわかった。最も恐れるのは、優しいお客さんが多いこと。優しい人は、何をやっても認めてくれ、許してくれる。その居心地のよい包囲網から抜け出すこと、それはコクーンへ行く上で不可欠だと感じた。アクト青山の舞台裏スペースに退く時に、舞台上とは全く異なる一瞬見せた末原拓馬の厳しい横顔が印象的だった。客も育たないとね。
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2012/12/15 09:43
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