満足度★★★
恋のオペレーション
ロジスティックスを担当する物流会社が、業務命令を用いて、社内恋愛を推進してゆく話なのだが、当然、計画通りにはゆかず、嫉妬や連絡ミス、指示ミスなどが、幾重にも絡まって喜劇的様相を呈する。
ある程度こなれた公演だが、ブランクがあったせいだろうか。若干、切れが悪かったようである。物資の保管移送をするために、倉庫の空き状況、配車の合理的且つ有効な利用を、基本的には机上で決定し管理・運営してゆくのが、この会社の仕事だが、舞台を見ていてもシチュエイションが似ている分、メリハリがつけにくいので、シナリオも冗長になりがちだ。
更に、舞台上に役者が一人も居なくなる場面では、電車が近くを通り過ぎる音を使って時間を埋めていたが、ワンパターンでは、すぐ飽きられよう。
更に、演技にも、細部に対する配慮が足りないケースがあった。神は細部に宿る。誰でも言う事ではあるが、やはり、そういった点に気付いてしまう者には、興ざめである。
2012/09/16 11:52
シチュエーションコメディである以上、ワンパターン化、類似シーンの繰り返しを避けるべきである点はご指摘のとおりですが、残念ながら今回はそこを払拭する事はできませんでした。
おそらく、今後ともシチュエーションコメディを中心に活動していくと思いますが(主宰のさじ加減次第ですが)、ご指摘いただいた点を活かして頑張りたいと思います。
次回が来年になるか、また数年後になるか、全くメドがついていないのですが、よろしければ、次回も是非ご来場ください。
ありがとうございました。