音楽劇 オリビアを聴きながら 公演情報 劇団扉座「音楽劇 オリビアを聴きながら」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    抜群の歌唱力に魅せられる
    扉座の芝居観るのは、実に大学の時に観た『きらら浮世伝』以来だろうか。

    音楽劇、というだけあって、随所に楽曲が散りばめられた作りでした。

    中年サラリーマンの勝也(=三木眞一郎)がピアノを習い始め、
    そのピアノの先生の広美(=小牧祥子)に恋をして…と、『shall we dance ?』的な冒頭だが、
    物語中盤から雰囲気は一転。
    人々が闘うのはピアノコンクールではなく、己が人生となる。
    現在と過去の挫折に、ラストでしっかり向き合わせて前に進めてくれる、観ていて元気の出る作品。
    それらの物語を、尾崎亜美の音楽がとても上手く一つにまとめている。

    元・劇団四季の小牧祥子・柳瀬大輔の歌唱力がとにかく抜群で、
    あの劇場の広さで贅沢な限りである。
    歌っていいな。
    そして舘形比呂一の肉体のキレが素晴らしい。

    ただ、普通の台詞は、マイク通さずに聞きたかったな、とも思うが、
    ともあれ贅沢な、良い芝居でした。

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    2012/08/30 00:11

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