浮遊 公演情報 monophonic orchestra「浮遊」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    うまく言えないが、好きな作風
    人生において次のステップへ進むために、人がとる行動やぼんやりとした抽象的な感情を整理して物語化していた。個人的に好みの作風。
    上演時間90分。

    ネタバレBOX

    物語のあらすじは、説明文どおりであるが、
    下世話な言い方をすると、内容的には、上品な昼メロ風(笑)or
    ちょっとトレンディドラマ風??

    物語の中心として「姉の失踪」や「奇妙な3人の同居」を描いているが、
    それは言いたいことの本質ではなく、あくまでツールに感じられた。

    「自分の落ち着ける場所が欲しい」、「ただいま!をいう役、おかえり!を言う役」といった主旨のセリフのところは、印象的。

    3名の役者陣は、魅力的で惹きつけられた!

    優一役の大石憲さん、両手に花状態でうらやましい(笑)。
    自然な演技が魅力的なのだが、ちょっとコミカルで観ていて笑みがこぼれた。

    綾子役の伊佐千明さん、一見恰好いいがちょっと精神的に不安定で
    幸せになれない女性を好演していた。雰囲気あるなあ。

    由佳役の安川まりさんは、表情がかなり豊かで、喜怒哀楽での使い分けが
    上手い。姉の失踪関連、元カレ優一との再会/再失恋等を情感豊かに演じていた。

    物語の中で出てくる、コーヒーに練乳を入れるというのは、面白い発想。
    試したい(笑)。

    ちょっと残念だったところは2点。
    ①会場が暑かった。外が涼しく感じると言ったお客さんがいたほど。
     この時期の空調調整は難しい。
    ②静かな物語であり、 劇場入口付近を舞台にしていたため、
     新宿の車や雑踏の声が結構聞えたところ。
     入場した時、入口付近を舞台にするには何か理由があると思ったが、
     物語の中でトイレを使用するためだった。

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    2012/08/25 10:49

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