満足度★★★
演劇は格闘技だ
吹原さんと役者さんが真っ正面からつかこうへいの戯曲にぶつかっていた。
その姿は実にすばらしかった。
ただ個人的に「熱海殺人事件」は苦手なのでこの評価(今回あらためて苦手であることを再認識)。
役者さんみなさん、パンツ1枚の姿である。
パンツ一丁にネクタイやスカーフ。
不思議と違和感がない。
はじめに「ぶつかっていた」と書いたが、これは取り組む姿勢だけでなく、文字通り舞台の上では肉弾戦が繰り広げられる。
パンいちで肉弾戦、すなわちプロレスである。
憶測ですが、吹原さんはつかこうへい(の演劇)にプロレスを感じたのではないだろうか。それを踏まえてのこの演出、と考えると自分としては納得できるのだがいかがだろう。