満足度★★★★★
女は凛々しく美しく、男は無様でカッコ良い
つかこうへいさんの舞台は、90年代末期から00年初期作しか見ておらず、その当時は過去作品上演で役者は替わり商業規模が大きくなったリメイク作しか見ていないので、面白さとか興奮とかの印象は思い起こさせず、隔世感のようなものというか舞台の見方が偏っていたと思う。
なので、正直その当時は戯曲からなる、つかさんの凄さというものをあまり感じることが出来なかった。
が、今回は!
横内さんと扉座のつかさんへの作品愛が深〜く伝わる素敵で魅力的な舞台だった。
命の息吹が沸き上がるような、色気あって熱気あって楽しくってド派手で!これがつかこうへいの舞台の威力か!こんなの見せられたら即効ホレるって!
台詞の一言一言が血管切れそうなスピードで喋りまくり叫びまくるが、いい役者さんばかりなので楽しんで聞いてられる。
舞台観ながらこんなに興奮したのも久しぶりかも。
おみそれしました!いい舞台を見せて戴きました!!
亨さんの華麗な殺陣と軽快なステップが見られるのもいい!極上至福!