記憶、或いは辺境 公演情報 風琴工房「記憶、或いは辺境」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪

    境界域
     辺境とは、異境、異教、異郷との境界域でもある。それゆえ、様々な矛盾が裸のまま露出しやすい。どちらからも叩かれる弱者の領域であるからだ。然し、弱者には、武器がある。記憶である。どちらからも支持されない、裸の歴史、その記憶が。その記憶の痕を辿り、更に深い本質に迫ってゆくことが、おそらく作者の頭にある理想だろう。良い舞台であることは、無論、想像がつく。然しながら、何処まで、初演から深まっているのか、作者の胸に尋ねるようにして見てみたい舞台である。

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    2012/06/14 04:27

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