満足度★★★★
個人的には面白かった!
なぜ「個人的」かというと、
学生時代、経済学のゼミで、中谷巌さんの「マクロ経済学」を
テキストにしたのだが、なぜかそこに、
「巨人の星」の大リーグボールの話、
そこからさらに「不確定性原理」の話が余談で出ていて、
興味を持った私は、講談社ブルーバックスの「不確定性原理」まで読んだり、
ということで、遠き青春時代を思い出したりしたからです。
でもやっぱり、自分の将来が決まっているのかいないのか、
なんて話に興味はあったのだと思う。
そういう意味で、ちょっと理屈っぽいところが
私の好みに合っていたのも確かで、
個人的には面白く拝見しました。
ただ、やっぱり「作り物」的な台詞回しがあったりして、
そういう部分を好まない方もいると思うし、
それから、不確定性原理の解説のような部分が、
後半再び登場したのは、さすがにちょっとくどいかな、
と感じた次第。
この辺整理できれば、もっと締まってより良い作品になったような気がする。