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カフェ・ビアンカ
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兎団「
カフェ・ビアンカ
」の観てきた!クチコミとコメント
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アキラ(1498)
満足度
★★
「80年代の小劇場の薫り」がウリの劇団らしいのだけれど…
2時間超は正直キツかった。
ネタバレBOX
こういう言い方は失礼だとは思うのだが、感じたのは「古くさいな」ということ。
それはつまり、80年代が古くさいのではなく、なんだろ、発する「薫り」が古くさいのだ。
アングラな熱とスピードと深さが足りないのではないか。
古くさいと思ったのは、いかにもの「感動してくださいシーン」になると、バックに必ず同じ曲が流れてくるというあたり。
また、大勢の幽霊が出たりするんだけど、そのキャラに、つい「昭和か!」っていいたくなるセンスなんだよなあ。
それと、「舞台のサイズ」も関係しているのではないかと思う。
つまり、ここの劇団は、もっと狭いところにギュッと押し込められていたほうが、役者との距離がグッと近づき、もっと楽しめたのではないかということ。
以前ここのホールで青年団の『ヤルタ会談』を観たのだが、そのときは客席は使わず、舞台の上に客席と舞台を設え、サイズをコントロールしていたのだ。さすが青年団だ、と思った。
でも、学習院女子大学のこんな大きなホールで上演できたのは、よほどうれしかったんだろう。ダブルコールなんてし てないのに、主宰がまた舞台の上に飛び出してきて、楽ということもあり、観客と一本締めをしたのだった。そういう姿は、爽やか。「よかったね」と思った。
登場人物や設定などの、ヘンテコな和洋折衷&時代前後はわざとだと思うが(80年代っていう感じの)、それがどうもしっくり来ない。消化しきれないというか。
つまり、単に和洋折衷なだけで、それに「意味」が見出せないからだ。ホントは意味なくったって、意味あるように見せてほしいのだ。無理矢理でもいい。ダジャレでもいい。
あと、80年代の芝居って、言葉遊びが豊富な印象が強い。それが「自由さや熱さや深さ」を出していたと思う。
そうした「言葉」が豊かでないところが問題ではないのか。
妙に説明台詞が多い。
特に泥棒2人の掛け合いで、画家の話をするのは、変なポーズしていたけど、面白くはなかった。
こういう言い方は大変失礼だということは承知の上で言うと、「まるで昔にタイムスリップして文化祭を見ているようだった」のだ。
会場の雰囲気もあって、体育館で見ているような。2時間超。
長い。
わさわさと登場人物たちが総出のシーンが多いし、物語の膨らませ方があまりよくないというか。まどろっこしい。
しかし、主人公たちは「トイレに行きたい」というところから、あちこちに連れ回されるのだけど、行かなくて大丈夫だったのか?(笑) とずっと思ってしまった。
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2012/01/29 04:06
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