満足度★★★★★
これぞ三谷幸喜のシチュコメ
再演を繰り返すたび、改作していった作品らしい。
それが裏目に出る場合もあるので、観る前は心配だったが、まぁ、初演は観ていないので比較はできないものの、すごく面白くて安心した。
私が観ていたころの東京サンシャインボーイズは熱気に満ち、こういう面白さだったのだ。
当時、私が同行した芝居好きな人、芝居になじみのない人、みんな一様にゲラゲラ大笑いできるハッピーなシチュコメだったのだ。
三谷幸喜氏については「はっきり言って面白くないから観ない」とか「それほどとは思わない」と言う人もいて、それは売れてからの三谷作品を観ている人が多く、私はいつも大変もどかしくも口惜しい思いをしている。
「あまり面白くない」と言いながらも観続けてる人がいるのが、また不思議なのだが。
だから、これは我が意を得たりの作品でありました。
B作さんと角野さんといえば、「渡鬼」のオヤジバンドの仲間としてもおなじみで、息もピッタリ。
今回の観劇で1つ残念だったのは、劇のクライマックスにきて、私の四方の女性客が申し合わせたように、バッグの中をガサゴソとまさぐり始め、その音の耳障りなことと言ったら!
終演まで待てないのだろうか。
隣客の2人に至っては、飴を勧める、断るの応酬で台詞が聴き取れなかった。
この人たちは終演後の会話によれば、「招待券をもらったお仲間」だそうだ。
劇場には何をしに来ているのか、その目的を観客にはトクと考えてほしいものだ。
2011/10/15 07:25
2011/10/14 02:32
>「あまり面白くない」と言いながら観続けてる人って、私のことかしら?とドキッとしましたけれど。(笑い)
あ、KAEさんとは違います。私の知人で、「三谷幸喜って面白いと言うから毎回観に行くけど、面白いと感じたことがない」と言ってる人がいまして(笑)。
おすし屋さんのところ、やはり同じく感じられましたか?(笑)
そうですよね。あそこがいかにも不自然で残念。