満足度★★★★★
最高傑作ではないが、かなりの良作
過去に沢山の傑作を放ったポップンだけに、軽々しく最高傑作とは言えないが(私的には「すいません、私はもうすぐ着きます」がベスト)、かなりの良作であるのは間違いない。故に、星は当然5。
毎度のことながら好みは分かれるが、作家の吹原幸太が最も敬愛している作家が「つかこうへい」であるということを理解していれば、戸惑いも少ないはず。twitterでやり取りしたことがあるが、彼は生粋のSF好きであり、「ニール・サイモン」などのウェルメイドコメディにも造詣が深い。それらの点から考えると、本作は全て納得がいく。
落差の凄さが尋常ではなく、これについてこられるかが、ある意味では評価の分かれ目かもしれない。
また、皇室を扱って笑いを取っていながら、全く馬鹿にしている様子は無く、主宰自ら皇室を敬愛する執事を演じていたのも好感。悪意の無いコメディとして実に鋭い。