『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』 公演情報 青年団国際演劇交流プロジェクト「『DAIKAIJU EIGA』『Rosa, seulement』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    『Rosa, seulement』を観た
    まず、演者が観客にローザ・ルクセンブルクの写真を見せる。そして彼女が辿った歴史の写真も何枚か見せるが、演者は言葉の壁を察してか何も説明は加えず、言葉も発しない。この時点でローザの顔を知らない観客は「なんだろ?」となるのだ。ワタクシがいつも言ってることだが、演劇は観客に解ってナンボの世界なのだから、こういった場合は先に映像とテロップで説明しておくべきだと思う。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ローザは、ポーランドに生まれドイツで活動したマルクス主義の政治理論家、哲学者、革命家。彼女はポーランド王国社会民主党の理論家であり、のちにドイツ社会民主党、ドイツ独立社会民主党に関わるようになった。機関紙『Die Rote Fahne(赤旗)』を発刊し、革命組織スパルタクス団を母体としてドイツ共産党を創設、1919年1月にはベルリンでドイツ革命に続いて1月蜂起を指導するが、国防軍の残党やフライコール(義勇軍、Freicorps)との衝突の中で数百人の仲間とともに逮捕、虐殺される。死後、多くのマルクス主義者や社会主義者のあいだでは、同じく虐殺された盟友のカール・リープクネヒトとともに、革命の象徴的存在とされている。後にその思想はルクセンブルク主義とも呼ばれる。

    今回は、闘争の果てに命を落としたローザ・ルクセンブルクの言葉をとらえ、彼女の肉体、 彼女の思考に入り込み、その言語を舞台に表出するための身体を獲得し描きだす、というパフォーマンスだった。今回の演者のアピールは600にも及ぶシーンの中からその日の感覚によって選び出し上演する形をとっているのだが、演者の機械的な動きはどのシーンを選んでもまったく同じで、セリフだけが違うという変わり映えのしない舞台だった。

    しかも演者の吐くセリフと字幕が合ってない箇所がいくつもあり、更に字幕に誤字があった。苦笑!継いで女性演者はセリフを忘れて誤魔化していた場面もあって、なんだか全体的にしょもない舞台だった。勉強不足な舞台。

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    2011/10/03 12:24

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