空のハモニカ 公演情報 てがみ座「空のハモニカ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題122
    受付開始後、お客さんがどんどんロビーに入って来ます、今夜は初日、大勢いらして通路には追加席、入ると中央に大きな長い板の間、会場を二分、それを挟んで客席が向かい合っています。前列は座布団、役者さんが目の前に座ったり、通ったり。和服のお芝居はあまりみたことがなく、金子みすゞ、といってもその名前を知っているだけなのですが、たいへん美しく、切なく、哀しいお芝居でした。板の間は、家であり、通りであり、詩や手紙を書く机であったり、「もうみすゞではない」テル(石村さん)、「これからみすゞになる」テル(今泉さん)、テルの娘(新井さん)、それぞれを魅力的な女優さんたちが演じています。衣装、立ち振舞い、下関の言葉(ですね?)。天井から吊られている魚、漁ですね。

    終演後、やはりみにきてよかったと思ったのでした。帰宅後、図書館で「金子みすゞふたたび」を予約。もう一回みようか、悩み中。

    ネタバレBOX

    自殺した作家と聞いて最初に思うのは、なぜかいつも久坂葉子(1952...21歳)。

    席においてあるチラシ、そのうえに「てがみ座からのテガミ」。小さな原稿用紙に書かれた詩。

    劇中に開けられる手紙には、筆で書かれた黒い文字。

    今泉さん、大学1年生なんですね。端正な顔立ち、横顔が美しく表情豊か、多感な女学生そのもの。

    石村さん。受け身の女性や激情の女性や、自分のなすべきことをそっと心に決めた女性を演じ分け、体当たりであったり、憔悴しきった様子であったり。

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    2011/09/14 22:32

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