『Black Shooting Star』 公演情報 おぼんろ「『Black Shooting Star』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    16時からの回観劇
    お好み焼き屋さんにて豚玉とドリンクいただいての観劇であり、
    まさに大衆芸術でした。
    前回の公演話やこのBARでやる事になった経緯や、
    観劇上の注意・お願いポイントなどを前説で、
    主宰がバーテンダー(いやホスト風かな(^^)よろしく、
    楽しく解説してからの開演です。

    楽しめましたが、やはり台詞などには配慮が必要かな?などと思いました。
    前列にコアなコリッチユーザーが多くいた分、
    雰囲気も独特なものになっていました。
    一般のお客様とかはどうかな?とか考えたりもしましたが、
    これからの知名度のUPや口コミでの評判は良いと思える作品でした。

    ネタバレBOX

    BARに巨大ゴキブリ”G”が出てくる話でした・・・・・
    前説でのカッコ良いホスト風だった末原団長が、
    真っ黒で煤けたイメージの衣装になり、
    顔まで黒くして人語を解する”G”になって登場したのにはビックリでした(^^)

    観客いじりも、BARの紹介も上手にこなし。
    舞台との一体感のある作品で今回もますます上手にまとめていました。
    お誕生日イベントなども、サプライズで入ったりして。
    「おぼんろ」スタイルはうまく機能していました。

    まさに江戸時代から続いているような大衆演劇の現代版みたいで良かった

    け・ど・ね。
    ”G”くんが「うんこ」台詞連発するのはどうかなぁ、
    せめて「残飯」とか「食べ残し」とかの方がまだソフトになると思ったです。
    排泄物食すというのは自分”フンコロガシ”を連想するので、
    違和感が強く感じられました。
    (「食べ残しが、ちょうど良く腐敗始めた頃のが一番おいしい。」
    とかの台詞の方が自分には納得できますので)

    で”G”がメインでしたが飲食店では鼠の被害もあり、
    ”G”は毒餌仕込めばいいんですが、
    鼠は毒にすると死骸が悪臭+感染源にもなり粘着シートぐらいしか使えないので、
    そんな鼠の話も少し出しても良かったのでは?
    (たしか”G”は鼠の捕食対象でもあり天敵とも言えましょうし)

    保健所の方の背中ハーケンクロイツでしたが、
    基本赤十字にして、2~3cmほどの鍵十字にした方が。
    わかる人にはわかるという簡単なヒットラー似でよかったと思いました。

    早口言葉対決とか、劇中アンケートもGOOD!
    あとは”G”の駆除方法なども、河川の源流紹介みたく。
    合わせて解説すると、観客に親切などでは?と感じました。

    来月もあるそうで、観劇に行かれる方に一言。
    「オケラやアメンボのイラストが、
    さらっと描けるようにするといいかもしれません。」

    でラスト。
    「うんこ」台詞で少々引きましたので星ひとつマイナスです。

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    2011/08/24 06:56

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  • ご来場ありがとうございました!
    そして、丁寧なご意見、本当にありがたく思います。

    様々なご意見、遠慮なく参考にさせていただいて、来月からの公演に反映させたいと思います。

    大衆芸術・・・
    なんて素敵な言葉。
    そもそも、演劇をブルジョワジーの持ち物にはしたくないというのが自分の中でとても強い気持ちで、でも、こちらも人生をかけている分、ウスッペらいバラエティ番組みたいな公演もしたくはなくて。まだまだ、自分たちを見つめていこうとは思っている次第です。

    あの言葉、やはり・・・ひっかかりますよね。笑

    ご存知の通り、おぼんろは一切下ネタをやらないことをこれまで信条にしておりました。
    で、今回、まさかこんな作品にしたというのは、ある種のシャレであるというのがひとつ、
    それから、やはり作品上一番大切な、ラストのダグマによる独白を際立たせたい、という意図がありました。“アイドルもトイレにいく”ではないけれど、生きている以上、まったく穢れがないということはありえない。いわゆる、失楽園のくだり、人間の原罪についてのエトセトラですよね。動物は肉体の欲求に負けることも多く、ときには他の生物、他人を傷つけながらも生きていこうとする。僕自身、それに心底苦しんだこともあります。それって、でもとてもシビアなのだけれど、悩んでも仕方がないことかとおもったのですよね。悩んで、悩み続けて、そして、それでも絶対、たくましく生きるのが、正解。神様から、そうやって使命を与えられているのだな、なんて。
    だもんで、下品で、滑稽である。でも、なんだか必死である。
    客席で物語の参加者となったみなさんには、思わず笑いながら、ひきつりながら、それでもジーンと記憶に残してほしい、そんな思いでした。

    ただ、役作り?というかなんていうか不思議なもので、一生懸命演じていると、本当に感情が載ってくるもので、自分がとても品のないことを話していることさえ忘れてしまうから困ったものです。長寿郎さんのコメントを読ませていただいて、ハッと思い出しました。笑

    ネズミの話、いいですね。。。
    ちょっと、心に留めておきます。

    本当に、いつもいつもありがとうございます。
    自分では、けっこう育っているつもりなのですが、
    それもこれも、本当に、おかげさまだと思っております。

    まだまだ。

    次はしっかり、きれいな作品をご用意しますので、
    なにとぞ、これからもよろしくお願いしたく存じ上げます!!



    たくま

    2011/08/24 12:30

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