spelling09『縁の鵺(よすがのぬえ)』 公演情報 VARNA -The Another Words-「spelling09『縁の鵺(よすがのぬえ)』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    練習不足
    ワタクシの観た回は役者がよくカミ、とちり、そして出だしを間違え、更に全員でセリフる場面では合わずにバラバラだった。だから何を言ってるかが聞き取れないシーンもあり、折角の舞台が台無しだった。公演時間2時間20分という長さは本の削ぎ落としが甘かったように思えるし、キャストらの舞台レベルを考慮するとこの長さは無理だろ・・とも思った。

    ネタバレBOX

    舞台は「縁(よすが)」を中心に、多くの縁が生きていた時代、そして最後には一人になった経緯を表現しながら、それでも死を畏れる人々が最後に縁を頼るという物語だ。そんな奇妙な夜を背景に人間たちと帝都の闇夜に蠢く怪しい者達・縁の関係性を描いていたが、なんにせよ、とにかく「大丈夫か?」とワタクシが心配するほど役者らの口から吐き出されるセリフがカミカミ、ガチガチだった。その為、いちいち現実に引き戻されて妖しい世界感に入れなかった。

    きっとこの舞台で記憶に鮮明に残るのは「ヤドカリ」 のお話だ。これが一番面白かったように思う。更に公演時間も長かったために本が完結にまとめられてなかったことと、観客を引っ張る力量が今回のキャストらには未熟だったことが舞台を酷く助長させていた。

    次回はきっちり練習してから舞台に上がって欲しい。これは基本中の基本だ。

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    2011/07/30 11:57

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