満足度★★★★
良作な2作
『ヒア・カムズ・ザ・サン』
ハーフタイムシアターの新作です。
キャラメルボックスらしさを全面に出したシナリオ。
カオルの父を西川さんが演じるはずでしたが、
急病の為に、岡田さんに交代という波乱の舞台でしたが、
岡田さんの新たな老け役に時には笑い、時には泣きました。
欲を言えば西川さんの演じるバージョンも観たかった。
どんな感じで役を作るのか興味があるので。
あとは他の人なら、年齢的ならだっちこと篠田剛さんが、
演じるとしっくりとくるのかなと。
あと、この回は偶然にも大森さんの
2000回ステージ記念でした。
祝いの品を貰えましたよ。
『水平線の歩き方』
これは胸を張って他人に勧めることが出来る芝居でした。
人間誰もが持っている心の琴線に触れるお話でした。
ちょうど、主人公の幸一と同じ年なので、
より会社での立ち位置や、家族とのあり方など、
心にどんどん入ってきて、泣いてしまいました。
こんなに希望に溢れるやさしい戯曲は、
キャラメルボックスならではと思います。
間違いなく、ハーフタイムシアターの傑作です。
あと、主演のW岡田が、安定感が抜群なのも
この大人の寓話を支える軸なんでしょうね。
久しぶりに見た、井上さんが非常に美しくなっていたので、
ちょっと驚いてしまったのは秘密です(笑)
これはDVDを買ってしまう。
そんな素敵な話でしたよ。