満足度★★★★
映画制作は妥協との闘いから生まれる
初演を観たかったのですが、諸事情で見逃したので、今回の再演は、本当に嬉しく思いました。
私にとっての「風共」は、ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルではなく、帝劇初演で観た、那智わたるさんと高橋幸治さんのコンビの舞台作品。これは、未だに各場面が鮮明に思い出される名舞台で、私の50年以上の観劇歴でも、ベスト1の舞台でした。キャストも、好配役で、これ以上の「風共」はもう2度と観られない気がします。
まあ、そんなわけもあり、この映画制作舞台裏秘話の舞台は、大変興味深いものがありました。
映画も小説も舞台も、ありとあらゆる作品を熟知しているので、各シーンが、殊更面白く感じられました。
ただ、演出のせいかもしれませんが、秘書役の女性の演技が、芝居じみてオーバーなため、せっかくの男優3人の丁々発止の演技に水をさしたのが残念。
アメリカでのオリジナル舞台を知らないので、何とも言えないのですが、この作品、男優3人だけの芝居にした方が、一層面白かったような気がしました。
2011/05/30 20:56
2011/05/30 13:56
2011/05/30 05:52
いやー、懐かしい配役をお示しくださり、ありがとうございます。
そうですね、私もメラニーは長く淀さんのイメージが残っていますね。淀さんもすばらしい女優さんでした。