風と共に来たる 公演情報 テアトル・エコー「風と共に来たる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    実話を基にした舞台
    だった為、リアル感満載だった。強いていうなら秘書役のポッペンガルの大げさな演技が他の3人のキャストの世界感を台無しにしていた。更にスタッフ関係者らが後方席に座って全く面白くない場面で笑い屋みたいに笑っていたのがウザかった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    プロディーサーのデイヴィッドと新たな監督のヴィクター、そして大幅な書き直し作業に取り掛かる早書き作家のベン・ヘクトの監禁5日間を描いた作品。

    なるほど、こうしてあの偉大なる三角関係の傑作は出来上がったのだな。としみじみ思わせる舞台だった。不眠不休での監禁日数が経過するに従って彼らが着ているYシャツの脇下にシミが出来てゆく細かい演出や、元気が無くなってヨレヨレになってゆく演技は流石だった。

    しかし不思議なのは秘書のポッペンガルだ。彼女が5日間監禁された訳ではないのに、監禁開放後、デイヴィッドの部屋に入ってきたポッペンガルは、まるで自身が監禁されていたかのようにヨレヨレになって登場したのだ。これにはひじょうな違和感を感じた。ポッペンガルはむしろ自由だったはずだ。5日間、ボスの部屋に入ることを禁じられていたのだから。

    劇中、デイヴィッドが映画の魅力を語る部分、「スクリーンは永遠の命だ。とうに死んだ人が自分の前で歩いてくれる」には胸が熱くなった。こうして名台詞は生まれるのだな。と実感できた舞台だった。

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    2011/05/21 12:16

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