チェロを弾く女 公演情報 cineman「チェロを弾く女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 聴こえてくるもの
    新宿です、ずいぶん暖かいです。一人芝居は、大昔の「キーン(江守徹さん 85/6)」「審判(加藤健一さん 86/5)」を入れても、本作で4つめ。舞台上にはお二人いらっしゃいますが、台詞はお一人で。まだ扉が閉められていないうちから登場。舞台には椅子が2脚、チェロが1台(挺)。なにやら探している様子、ではなく「ここではない、向こう側」をみているかのよう。明かりが消えチェロが響いてきます。はじめに置いてあった所より左の方から聴こえてきます。そうですよね、奏者がいらしゃるのでありました。以下、ネタバレ。

    ネタバレBOX

    チェロと独白。これですべてなので相当難しいのだと思います。みている立場として、はじめ、誰に向かって語りかけているのかわからなかったので、苦労しました。ここらが鈍感な私の苦手とするところです。死後、メッセージを受け取ることは、ミステリーなどであることですし。「惑星ソラリス(タルコフスキーのほうです)」でも自殺したギバリャンはビデオを残します。終わった今、振り返ってみると…死を覚悟した者が語る…という色合いが薄いように感じました。何か怒っている、憤まんやるかたない様子、ではあるのですが、それが今、みているこの時、すでに生を絶っているということに対してあまりインパクトを感じませんでした。キーンの江守さん、内容はほとんど忘れてしまいましたが、最後は鬼のような形相だったことを憶えています。

    と言いながら、もし、事前にこの作品のことを知っていたら、とも思うのです。見えていることだけ、というのがどれほどもったいないことかと。

    おわりは、「主よ御許に近づかん」ですね。チェロは、ドヴォルザークの協奏曲を至近距離で聴いたことがあります。指が指板を叩く音が聴こえてくるのです。今日も聴こえてきます。それにしても、息があっていました。

    ☆☆

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    2011/04/29 17:20

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  • miss_youさま

    ご来場、誠にありがとうございました。

    演劇はもちろん、映画や音楽にまで
    造詣に感服します。
    「惑星ソラリス」は、
    自分も頭に過りました。

    それでいて、作り手側のものじゃない
    客観的なご感想、
    とても参考になりました。

    今後とも、
    どうぞ宜しくお願いいたします。


    2011/05/02 12:59

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