期待を込めてスローモーションやストップを多用する様式をちゃんと見せようと訓練を重ねていることが感じられる舞台。多分、演出家の頭の中では、もっと広い空間でもこの様式が成立するという「絵」が見えているはずだと思った。次回の公演で、どんな場所をチョイスするかは不明だが、広い場所をチョイスした場合、役者の芝居力が問われることになるだろう。様式美のなかで、何気ない会話をいかに成立させられるか。作品とともに、役者の成長を楽しみに、来夏の公演を待ちたいと思う。
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2007/10/08 19:48
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