さゆの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 21件中
生きたふり大作戦

生きたふり大作戦

劇団fffff

RAFT(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

暗いトーンの話なのに、なぜか笑えて、なぜか最後は心が温まってしまう。そんな作品でした。
久々の小劇場観劇でしたが、役者さんの息遣いまで聞こえるような臨場感は、やっぱり小劇場ならではですね。
席数少ないので、ご予約はお早めに!

けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

劇団鋼鉄村松

ザ・ポケット(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

感動!
勢いのある舞台でした。
ザ・ポケットの空間をうまく使って、劇場全体が盛り上がっていました。
そして感動のラスト…ギャグであるはずなのに、切ないんです。

とても面白かったです。鋼鉄村松さん、初観劇でしたが次回も是非観たいです。

クレイジーパラレルワールドクライシス

クレイジーパラレルワールドクライシス

劇工舎プリズム

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2012/11/02 (金) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

時が錯誤する中で
OGですが身内びいきなことはアンケートに書いたので、客観的視点から書きたいと思います。

尺がとにかく長い。145分。
二つの話がパラレルに展開していくというストーリー上、色々な場面を描く必要性があると思うが、同時多発会話などで複数の場面を一気に見せたり観客の想像に委ねたりして、シーンを減らす工夫があっても良かったのではないかと思う。

ネタバレBOX

主人公「フクオ」が同じ日を繰り返すという時間軸が主としてあり、それと並行して(パラレルに)「カンナ」という女の子が自殺するという経緯が別の時間軸の中で描かれる。

時間が逆行する(朝に戻る)時の力強い歯車の音をバックに役者たちが舞台面を上手から下手へ、下手から上手へと移動していく様は、役者の上手下手間の移動を観客に見せることで、元のポジションに戻ることを表現しているようだった。

イジメの描写が印象的で、二段目に孤を描くように会話をする人々と、一段目に取り残されたイジメられる人という構図。イジメる側が上から見下ろしていることを視覚的に捉えることが出来て、かつ、一段目が閉鎖的な舞台空間だったこともあって、イジメの閉塞性を上手く表していたと思う。

夢のシーン、神様の登場する場面では、1人の神様という存在を複数人が演じていたが、現実世界で個性的なキャラクターであった人物はそのキャラクターを(観客として)引きずってしまい、別人のように感じてしまった。
ラストで神様の正体が観客にも分かるが、いまいち私の中ではリンクしなかったのは理解不足だからか。
この場面では中央パネルが左右に分かれ、奥に細い通路とその奥に十字架、岩のような正六角形を組み合わせたパネル、そして右手に歯車が登場する。岩のパネルは、「イジメ撲滅委員会」があったという山の土手をイメージしたのかな、と思ったり。歯車は時間が逆行する時に反時計まわりに回転するが、円形のまわりを歯車っぽくしたような回転の仕方で少し残念。もうひとつかふたつ歯車を足して、歯車本来の動きになるような仕掛けが欲しかった。妥協の結果?

映像に関しては長いオープニング(既に開演してから20分以上あった)段階で、劇団名・冠名とタイトルロゴが色違いで場所を変えて映し出されるだけで、物足りなかった。歯車の動きを模したものがあると良かった。

45°

45°

多少婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★★

謝ると誤る
CoRhchの説明で??となっていた部分を改めて読み返して納得。
軸となるストーリーがあって、そこに出て来る人物のストーリーが派生して次々に生まれて来る感じがすごく面白かったです。

厨

演劇企画集団LondonPANDA

王子小劇場(東京都)

2012/05/10 (木) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった!
厨二な役のシーンと日常のシーンとの対比が面白かったです。

ネタバレBOX

最後の場面の水の部分がなんとなく状況は理解したけれど、唐突な感じ。女の子の平常モードをどこかに入れて欲しかったかも。

終演後、主宰さんが声をかけてくださったのが嬉しかったです。完全なる外部客(チケプレ当選者ではありましたが)だったので、気まずいままロビーを去って帰るところでしたが、一気に来て良かったな、と思いました。

火の仕掛け、良い!
渡辺美帆子企画展「点にまつわるあらゆる線」

渡辺美帆子企画展「点にまつわるあらゆる線」

青年団若手自主企画 渡辺企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/02/05 (日) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

自由な空間
自由な空間だなぁ…と。
入退場から撮影から座る位置から。とにかく自由。そして、自由を突き付けられたとき、どうして良いのか戸惑いを隠せず、自分が制約の中に生きる人間なのだと思い知らされます。

ネタバレBOX

役者さんが観客の中に紛れるようにしていて、誰が役者なのか分からず、自分ももしかして役者で、「観客役」を演じているのではないか、という錯覚を起こしていました。普通にお客さんだと思っていた人が役者さんだったりしたので。

五感をフルに使って体感出来る作品でした。
LOVE02

LOVE02

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/02/05 (日) ~ 2012/02/13 (月)公演終了

満足度★★★★

愛の表現は多種多様
ロロ初観劇。
複数の話が同時進行していくのですが、最後に収集がつくようで、でも複数が同時進行しているようなエンディングが良かったです。

ネタバレBOX

愛を光で表現したラストが素敵でした。
愛はタンパク質で育ってる

愛はタンパク質で育ってる

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2012/02/08 (水) ~ 2012/02/14 (火)公演終了

満足度★★★★

笑顔が素敵!
とても元気になるお芝居です。役者の皆さんの笑顔が素敵。

てんでバラバラだったストーリーが繋がって、そして真相が明かされて。
意味深な台詞の意味を知って、納得の結末。でもその結末も「どうなったんだろう?」って色々考えさせられる作品です。

次回作も楽しみです。

dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス

dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動!!
「dogma」を観劇しました。受付や中の会場整理の方々の丁寧な対応(特に開演時間が遅れたことに対するお詫びがきちんとなされていて、好印象でした!)、それに客席に座布団が置かれているという配慮が嬉しかったです。

作品も突拍子もない設定でありながら、どんどんと世界観に引き込まれていきました。それぞれの人物がそれぞれの立場で吐露する熱い台詞には、思わず涙しました。

次回作も、そしてもう一つの作品も是非是非観たいと思います。素敵なお芝居をありがとうございました。

[八](15日迄公演中!15日18時板倉チヒロ(クロムモリブデン)緊急トーク出演決定!

[八](15日迄公演中!15日18時板倉チヒロ(クロムモリブデン)緊急トーク出演決定!

冨士山アネット

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2012/01/12 (木) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

あなたには、なにに見えますか?
ダンス作品を観るのは初めてで、こんなにも幅があって、それでいて繊細な表現が出来るのだと知りました。舞台を挟む客席構造は、役者さんとの距離がとても近くて、息遣いまで感じられました。

ネタバレBOX

どの役者さんも初めて観たために、誰がどの役を演じているのか分からず混乱することもありました。でも、逆にそれが、「あなたには、なにに見えますか?」という問いかけの一部である、とアフタートークで聞いて、納得。芝居のワンシーンであることは紙(台本)が舞台に登場することから分かるけれども、途中で現実の世界じゃないかと錯覚したり。「子供を産める」「子供を埋める」と言った音が同じ文の羅列のシーンも、片側しか見えないようで反対側も紗幕越しに見える…そういった、「見える/見えない」だけでなく、「見えるようで見えない」「見えないようで見える」といったグレーゾーンのようなもの、まで私には見えました。
学生版日本の問題

学生版日本の問題

日本の問題

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

A班観劇
「声きも」が期待以上の作品でした。観劇後、お米を噛みしめて食べたくなって、ルデコ近くのファミレスに直行、ライスを注文してしまいました。ミームの心臓の会話から世界観を徐々に明らかにして行く感じや、四次元ボックスのパフォーマンスも良かったです。

いつも誰かのせいにする

いつも誰かのせいにする

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

洗練された美しさ
チラシから舞台美術から音響から照明から。全てが洗練された美しさで一環されていたように思います。
ラスト、全員が出て来たところまでは良かったのですが、そこからが長く感じられてしまいました。でも、回想シーンは別室から人がその光景を見ているという構造や、場転で部屋の壁に見立てていた部分を突き破るように人物が乗り越えるなど、空間の使い方が好きです。

冬に歌う、夏のほにゃらら

冬に歌う、夏のほにゃらら

Theatre MERCURY

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

飽きない
110分、長い時間でしたが、飽きることはありませんでした。シリアスなシーンを一転させて笑いに変える、というのがとても上手く感じられました。七五調の歯切れの良い台詞が良かったです。

舞台「方舟」

舞台「方舟」

株式会社オフィスインベーダー

俳優座劇場(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族のつながり
家族のつながりを考えさせられる話でした。私の好みど真ん中で大満足です。

かざかみパンチ

かざかみパンチ

カムカムミニキーナ

座・高円寺1(東京都)

2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

風を感じて
上演時間は長いけれども、そんなに長い、という印象はなく、また随所に小ネタが仕込まれているので、息抜きをしつつ観ることが出来ました。来年も同じ会場で上演するとのこと、また是非観たいです。
パンフレットがカレンダーになってるのが、この時期ですし有難いです。部屋に飾ります!

ネタバレBOX

演技、特殊効果、小道具、照明、音響…と様々に「風」を表現していて、そのバリエーションの豊かさに驚かされました。鏡が使われている場面が一番好きです。自分たちが客席から見られない部分(役者の背の部分)が見られるし、何より自分や隣の人の顔が見える、という面白さ。
話が入り組みすぎていて、途中から展開がつかめなくなってしまいました…
【終演致しました!】ふつつかもの

【終演致しました!】ふつつかもの

ふつつかもの

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/09/29 (木) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

モヤモヤの残るお芝居
お疲れ様でした!
開演前から始まるエチュードの空気感をそのままに、終始なまぬるい雰囲気の『なまぬるい風』、ダークで不気味な『さるまね』。どちらも自分の中に何か残るものがありました。観劇から少し日が経ちましたが、まだ何か心に残っています。

さよならノーチラス号

さよならノーチラス号

劇団Radish

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

夏の終わりに相応しい作品
小学6年生の夏休みを描いたストーリーだが、秋を感じる少し肌寒い日に観劇して、夏の終わりを実感しました。シンプルな舞台が想像力をかきたてます。

さよならシンデレラ/σ^2=1

さよならシンデレラ/σ^2=1

劇団PaPrika

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ピリッと辛いメルヘン
小さな小屋ということもあり、自分が舞台の中に入り込んでいるかのような錯覚を受けます。2本立てのオムニバス形式で、『さよならシンデレラ』は抽象的なようで具象的な感じ、『σ^2=1』は具象的なようで抽象的な感じ。相反するようで重なるような、不思議な芝居でした。
皆さんお疲れ様でした。今日千秋楽ですね。最後まで頑張ってください。

ネタバレBOX

『さよならシンデレラ』
女の子同士のくっついたり離れたりを描いた作品。
一女子として「あるあるー」と思いながら、自分の身近な女友達を重ねながら観ました。
毛糸の演出がニクイ。毛糸電話を断ち切るところが好きです。
女の子が少しずつ成長して行く訳ですが、スタンスや仕草の変化や、会話の中からいつを演じているのかが分かり、展開を見失うことがなかったです。
作演さんの努力と役者さんたちの演技力の賜物ではないかと思います。


『σ^2=1』
冒頭、地震を彷彿させるシーンに、3.11の記憶がフラッシュバックして、恐怖を煽られる。1本目の作品とは対照的に、床のコンクリートやブロックを用いたダークな印象でした。
家族を描いた作品で、「親と思われる人がいるだけ」という下りに、最近親との関係がギクシャクしている私の心が揺さぶられる感じがしました。その直後のシーンに唖然。あそこまで豪快にやると、役者さんたちも吹っ切れるのではないでしょうか?
最後、何となく結末が分かったような、分かっていないような…
ただ、当たり前と思っている家族に対して、何か新たな視点が与えられたような気がします。


あと、スタッフ的なお話。
舞台:三面舞台ということもあり、お客さんの表情が丸わかり…少し照れます(笑)二つの作品のバラバラなようでリンクしている世界観がしっかり出ていたと思います。個人的に『さよならシンデレラ』の手鏡欲しいです。
照明:色をそんなに使っている訳ではないのに、キレイにまとまっていました。『さよならシンデレラ』のパチっとなるところが良かったです。
音響:選曲良かったです。音を重ねているところが多々あって、音響さんは相当苦労したのではないかと…
衣装:『σ^2=1』の田中さんの衣装が素敵です。
宣伝美術:ロゴが好きです。可愛いようでお洒落で、でもピリッとした感じ。
制作:笑顔で丁寧な対応をして下さってました。
誰やねん

誰やねん

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/09/17 (土) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★

勢いはあるけれど
投稿遅くなってごめんなさい。勢いや声量・表情はすごいな、と思いました。が、そんなに年齢は変わらないのに、パロディーが通じない部分が多く、キョトンとしてしまうことが多かったです。。

謎の球体X

謎の球体X

水素74%

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

日常を見ているかのよう
自分の部屋の窓から隣の家の居間を覗いているような。そんな気分になるくらい、ナチュラルな感じで会話が進んでいるのが印象的でした。

最初に出て来た人物に対して、「この人はマトモな人間」と認識していたら実は狂った部分を持っていて、逆に「この人はオカシな人間」と認識していたら実はマトモなことを言っている。人物に対する印象がガラリと変わるようでした。

舞台美術も素敵でした!

このページのQRコードです。

拡大