ゼブラ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2009/06/09 (火) ~ 2009/06/29 (月)公演終了
満足度★★★
コメディからの切り替えが遅い
原作がしっかりしてるので、コミカルな演技をちりばめてもオモシロ哀しい人間ドラマが楽しめる。
役者は皆、芸達者だったと思う。
ただ、終盤に急に「阿修羅のごとく」なって、泣けないまま終わってしまった。
コメディからの切り替えをもっと早目に持ってこないと泣けないと思う。
京劇「覇王別姫~漢楚の戦い~」
楽戯舎
アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(福岡県)
2009/06/16 (火) ~ 2009/06/16 (火)公演終了
満足度★★
ちょっと退屈かも
東京芸術劇場で見てきました。
四面楚歌とか「虞や虞や」とか有名なくだりはあるけど、すごい感動するというよりは、同じようなシーンが続いてちょっと退屈。
京劇には端役のアクロバットを期待してしまうので、戦闘シーンがあるのかと思いきや、室内が中心のお芝居だった。
西遊記のほうがバック宙とかたくさん見られて、話も分かりやすいので好きです。
空席がけっこう見られました。
この森で、天使はバスを降りた
東宝
シアタークリエ(東京都)
2009/05/05 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
歌のレベルが高くて久々に感動した
超有名な役者がでてるわけではないが、逆に歌のレベルが高い俳優を配しているので、歌だけでも聞きごたえがあった。
ストーリーはかなり泣けます。観客は男女ともすすり泣いてました。
ミュージカルにはあまり感動しない方でしたが、これは歌がうまいので、久々に感動した1作でした。
個人的には保安官役の藤岡正明の声がよく通って好きです。
赤い城 黒い砂
松竹
日生劇場(東京都)
2009/04/11 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
意外と単純な話
大まじめな悲劇かと思いきや、獅童と愛之助のからみがどこまでがアドリブか分からないくらい仲良さそうで面白いです。
でも後半は悲劇になっていきます。
ストーリーは意外に単純で長いので、無駄な部分があるように感じてちょっと飽きてしまいました。
アドリブで笑わすのがうまいのは歌舞伎のワザって気がしました。ほとんど素でやってるとこもあって、演技じゃないって批判もありそうですが、そこは「芝居は道楽」ということで、素直に楽しんだ方がいいでしょう。
音楽劇 三文オペラ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/04/05 (日) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★
主役には歌唱力が売りの役者を配してほしかった
「音楽劇」と言うわりには、歌唱力のあるキャストをあまりそろえてない。
歌唱力の順位では、
1. 米良さん(でもほとんど歌ってない。この人にもっと歌わすべきだった)
2. 警視総監の娘役(脇役だけど、たぶんミュージカル専門の役者)
3. デーモンさん(やっぱ歌手)
その他のキャストの歌唱力は似たり寄ったり。三上博史と安倍なつみを中心に音楽劇をやるのはきついんじゃないだろうか。
最初爆音で始まり、腹から血が出る謎のシーンがあって、ドンびき。
でも一応ストーリーはありました。
最後は尻切れとんぼだけど。
歌唱力が良かったら、この数倍は楽しめたはず。
ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★
あらすじは押さえてから行きましょう
舞台上にオーケストラがどーんと入ってしまい、装置がほとんどなし。普通にオーケストラの人が座ってる様子はちょっとシラケさせるものがありました。
衣装は皆黒ずくめで、衣装替えもなく色んな人が色んな役をやるので、その場の状況は、想像力で補うしかないです。
行く前にあらすじを押さえてから行きましょう。
和央ようかは、長身と手足の長さ、歌唱力とダンスでさすがの存在感です。
彼女が主役と思えます。
米倉涼子も頑張ってはいましたが、歌はプロレベルとは言いにくい。舞台のプロ和央ようかと並ばせられるのはちょっとキビシかったかも。
何げに河村隆一の歌が一番鳥肌立ちました。あの1本にキレイにでる声は天性のものですね。
ジャガーの眼・2008
劇団唐組
雑司ヶ谷鬼子母神(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★
まるで意味不明&客つめ込みすぎ
ざくっとストーリーを読むと面白そうですが、意味不明なセリフばかりで耐えきれず、休憩中に帰りました。
たぶん台本を読んでも1つ1つのセリフを理解するのは難しいでしょう。
マニア向けです。
落としたリンゴを探す男
犬の心臓をつけた少年がお手をしたらどうする
犬の心臓をつけた労働者はロシアにしかいない
ここで常連客がどっと笑ってましたが、私には意味不明でした。
芝居も歌も舞台で披露するまでのレベルに達してない役者がいて、歌わせなければいいのに、と思いました。
何より、テント張りの即席手づくり舞台で、100人くらいしか入らない所に300人くらい詰め込むのです。非常時は逃げようがありません。
ござの上に体育座り2時間はムリでしょう。
2度と行きません。
オペラ座の怪人
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2006/12/01 (金) ~ 2007/01/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
金かかっててスゴイ
お金がかかってて、色々仕掛けがあり、豪華さはよく出ています。
怪人の奇怪さと悲哀も非常に良かったです。
劇団四季の中では私はこれが一番だと思っています。
高いお金出してもいい席で見るといいでしょう。
ミス・サイゴン
東宝
帝国劇場(東京都)
2008/07/14 (月) ~ 2008/10/23 (木)公演終了
満足度★★★★
すごくリアルな話です
藤岡正明の澄んだ声が好きなので、彼の日を選んで行ってきました。
戦争も大変だけど、その裏で従軍兵と恋に落ちて泣かされた女性もたくさんいたのだろうな、と切ない気持ちになりました。
身毒丸 復活
ホリプロ
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2008/03/07 (金) ~ 2008/04/10 (木)公演終了
満足度★★★★
ストーリーは理解できる
寺山修司、蜷川幸雄はアングラっぽくて苦手ですが、これは象徴的な役やシーンが多い割に、ストーリーは理解できる分かりやすい感じで良かったです。
白石加代子と、藤原竜也のからみがなんかエロティシズムがあって見どころです。
人形の家
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2008/09/05 (金) ~ 2008/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
宮沢りえ さすがだ
ストーリーや舞台作りは変なアレンジをせずにわりと正統派の「人形の家」で大変良かったです。
宮沢りえはやはりうまい。ちょっとふっくらしてきて昔のかわいらしさも戻ってきたし。
堤真一に期待していたのだけど、ちょっと役づくりが定まっていなかった様子。持ち前のコミカルな部分がちょろちょろ出てしまってました。もっと厳格な感じで通して欲しかった気が。
夫に従順だった女性が自立するところはカッコ良かったです。
円形劇場のような作りなので、宮沢りえが客席の間を通ります。
キャッツ
劇団四季
キャッツ・シアター(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★
期待しすぎてしまった
ストーリーも舞台も変化がないので、途中で飽きてしまった。
一部魅力的な俳優さんや、歌や踊りの技術がずばぬけている人がいたので救われたが...
あの有名な「めーもりー♪」も実は年のいった小汚いネコが歌うので、思っていたのと違った。
年寄りネコの哀愁がテーマ?
「オペラ座の怪人」にはまったく及ばない。