つかこうへい TRIPLE IMPACT 初級革命講座・飛龍伝
RUP
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
前説のトモユキさん、良かったです
本作を観るのは、北区解散以来の二度目。アイ子役が今回は大谷さんに変わりました。今回は純粋な初級革命講座ではなく、飛龍伝と話を混ぜてリニューアルされていました。個人的には、初級革命講座は少々だるい部分があるため、今回の方が楽しめるものとなっていた気がします。ただ、大谷さんの出番が、やや少なめで残念でした。吉田さんの演技がとても良く、またいつか再演があればと思いました。
「売春捜査官」「熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて」
★☆北区AKT STAGE
★☆北区AKT STAGEアトリエ(東京都)
2015/01/18 (日) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
Q
Qチームを観劇。前週みた鈴木万理絵の伝兵衛を
見たくて今年3度目の星亀ビルでした。木村伝兵衛の狂気の混じった目を見ることができました。ただ、鈴木さんの声は前回以上に枯れていて
限界に近いものがありました。ベストコンディションで観たかった。大山役は表情の変化がなく、演技になっていない。
「売春捜査官」「熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて」
★☆北区AKT STAGE
★☆北区AKT STAGEアトリエ(東京都)
2015/01/18 (日) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
I’
今年二度目の星亀ビル。I'を観劇。全員喉がやられていました。100余の連続公演で、まだ中盤戦ですので、これから大丈夫?と心配してしまいます。メンバーの中では水野役の鈴木万理絵のきめ細かい演技が救いでした。喜び、悲しみ、怒り、不安、怖れといった様々な感情表現が豊かで、特にラストシーンのアイ子のトップになっちゃるの台詞は秀逸でした。鈴木さんの売春捜査官も是非観に行けたらと思いました。
こぐれ塾新春特別公演「寝盗られ宗介」
こぐれ塾
浅草木馬亭(東京都)
2015/01/30 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
正統派つか芝居
これぞまさに正統派つか芝居と呼んで良いだろう。本演目を観るのはまだ4度目であるが、井上賢嗣の北区つかこうへい劇団解散公演以来のインパクトであった。今回はまた、小屋が良い。普段は浪曲専門の劇場であるが、このレトロ感がこの芝居を引き立てている。特にジミーのボケとレイコの熱演が光っていた。
熱海殺人事件
演劇集団 激突撃破
千本桜ホール(東京都)
2015/01/23 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★
正直なところ、あまり期待していなかったのですが
客席は若いお客さんで一杯、初見の劇団でもあり、正直なところ、あまり期待していませんでした。しかし、演技者全員が、過酷な稽古を経てこの公演に向かわれたのでしょう。やや滑舌に問題のあるところもありましたが、全体的にまとまった良い公演でした。最初の白鳥の湖がなかなか音量が下がらず、木村伝兵衛の台詞が聞き取れなかったのは残念でした。特に水野を演じた方、素晴らしい演技でした。次回作以降も期待できそうです。
キネマ狂想曲
シノハラステージング
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2015/01/20 (火) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★
確かにつかこうへいさんの影響を感じました
ストーリーは分かりやすく、とても楽しめました。
冒頭のマイクで喋るシーン、スピーカーからの音が悪く聞き取り辛かったのが残念でした。役者では、山幸加奈さんの演技が光っていました。
他の方も書かれているように視覚障害者に対する配慮も行き届いていました。
「売春捜査官」「熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて」
★☆北区AKT STAGE
★☆北区AKT STAGEアトリエ(東京都)
2015/01/18 (日) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
早速初日を見てきました
本日初日、2ステージとも観てきました。この企画、毎年数ステージは拝見しております。
K’(友よ〜):水野役の土肥さん、演技が光っていました。滑舌の良さと表情の豊かさ、なかなか期待できる女優さんです。演劇教室上がりとのことでした。
B(売春捜査官):昨年劇団員に昇格した平田さんの演技が良すぎて、他の3名の演技が霞んでしまいました。昨年の卒業公演では平田さんにはあまり注目してなかったのですが、さすがに正劇団員になっただけはありますね。李大全と万平刑事とも感情がとても出ていて胸をうつシーンが多かったです。
では、また行きます。
絶対女王
劇団EOE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2014/12/19 (金) ~ 2014/12/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
輝くエース
器一杯の水を、小さな器に入れ換えようとすれば、水は溢れてしまう。一杯になった水は、より大きな器に移してやらなければならない。本劇団の絶対エースは、器一杯になった後も、小さな器で頑張ってきた。多くの同志たちが、やむを得ない事情で夢破れ去って行き、器はどんどん小さくなるばかりであった。特にこの一年、舞台がやや精彩に欠けていたことは否めないであろう。しかし、今回は違った。EOEとしては初めて多数の客演を使い、絶対エースに相応しい器、舞台が出来上がった。特に今回は松井、鷹野というエースと同世代で共に切磋琢磨し合える新しい同志たちができた。脇を固める客演たちも実力者揃いである。
これで絶対エースが覚醒しない筈がない。ようやく相応しい大きな器に移された訳である。とにかく今回の輝きは尋常ではない。命を燃やす輝きと言っても過言ではあるまい。
今回の公演を以って、絶対エースは劇団EOEを一旦修了となるが、今後はさらに大きな器が与えられ、さらなる輝きでファンに元気を与えてくれるものと期待している。
平澤さん、まずはこの5年半お疲れ様でした。
熱海の果てに
非シス人-Narcissist-
サンモールスタジオ(東京都)
2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★
これはオマージュなのか
熱海を題材としたオマージュということで、楽しみに観に行ったが、これはオマージュ作品なのだろうか。確かに若干の設定の違いはあるが、ほぼ熱海殺人事件をなぞっているに過ぎない。一部弁護士バイロンの原作なども入れてはいたが。そもそもオマージュという言葉の解釈には幅があると思うので、オマージュですと言われたら、文句の言いようもないのだが。
要は、私にとっては単なる熱海殺人事件の焼き直しとしか見えなかった。そしてクオリティは当然ながら原作には及ばない。
扉座のつか版忠臣蔵のような作品こそオマージュと呼ぶに相応しいものと考える。
一昨年の広島に原爆を落とす日が良かっただけに今回は残念な思いであった。
フタゴの女
ふくふくや
駅前劇場(東京都)
2014/10/18 (土) ~ 2014/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
こりゃ、いいもん見せてもらったわ
ふくふくやは初見。北区時代より那須野さんのファンであることから今回の観劇を決めたが、小泉今日子さんが出演ということで、チケット争奪戦は厳しく、電話すること一時間、なんとかギリギリセーフで、一枚だけチケットを入手することができた。
役者陣も良いが、話の展開もとても面白く、良いものを見せていただいた。DVDの
撮影も25日に入っていたようなので、購入も考えてみるか。
懐郷物語
劇団EOE
千本桜ホール(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
天草に原爆を落とす日
さよなら、なつやすみ の発展的作品である本作もまた、つかこうへいの広島に原爆を落とす日のオマージュ的作品と考える。前作では普天間に原爆を落とさなかったが、今回は愛を貫くため、天草に原爆を落とした。この結末をみても、よりつか作品に近いものとなっている気がしている。明日は馬場徹の広島に原爆を落とす日を見に行く予定であるが、再度検証してみたい。
今回初舞台で主演をした泊さん、課題は多いが、度胸は大いに買えた。今後の成長を期待している。
客演の戸田さん、この人の舞台を見るのは弁護士バイロン以来であったが、EOEに似合う女優さんでした。何より演技が上手い。
なお、今回をもって看板女優の絶対エース平澤有彩が卒業を発表した。しかしこれは新たな出発であり、むしろ我々ファンにとっては残念に思うのではなく、喜ぶべきことかも知れない。今回は一人二役という新境地をも魅せてくれた。恐らく今後はEOEでの客演も含め、いろんな場所で彼女の熱演を見ることができるようになるだろう。今後の劇団EOEの発展と、平澤有彩の活躍を祈るばかりである、
戦争で死ねなかったお父さんのために
演劇企画「ある」
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★
ブッフォンって難解
つか作品の中で本作は未見だったため、観に行きました。戯曲は何度か読んでいたのだが、戦争が終わってはや69年、現代に合うようにストーリーは上手く改変されていました。今回、ブッフォンという手法を取り入れたとのことでしたが、正直難解でした。風体やメイクはおどおどろしく、私の好みにはあいませんでした。
蟻の女王
タッタタ探検組合
ザ・ポケット(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
ひたすら面白い
大人も子供も、深く考えずにひたすら楽しめる、そんなお話でした。衣装やセットも凝っていて、小さなお子さんも喜んでいたようです。戦闘シーンが、非常に印象的かつユニークだったのが、とても気に入りました。
2番目でもいいの♡
劇団ズッキュン娘
劇場MOMO(東京都)
2014/04/23 (水) ~ 2014/04/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
文句なく面白い
内容的にはドロドロの不倫劇なのだが、愛人、妻双方の感情丸出しのバトルがとても素直で分かりやすく、共感できるものであった。納得はできないが、理解出来る。二人にはメリーちゃんとフクちゃんという理解者が、準備されており、二人の素直な気持ちをさらに引き出す役となっていた。文句なく傑作!
つか版・忠臣蔵
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2014/04/23 (水) ~ 2014/04/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
毎年恒例の演目なるか
一昨年の初演より毎年楽しませていただいています。新原さんの市川団十郎が最高に良いです。扉座の他のお芝居はまだ見たことがないのですが、本作は毎年恒例行事として演って欲しいと思っています。他の作品も是非観に行きたいです。
キスしてほしい。
劇団 浪漫狂
紀伊國屋ホール(東京都)
2014/04/10 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★
登場人物が多すぎる
登場人物が多すぎて何が訴えたいのか分からない話となってしまったようだ。アイドルやお笑いのゲストを呼んで、そもそもどんな客層を期待した公演なのか、コンセプトがわからなかった。
但し、個々の役者さんは滑舌も良く芝居も上手い、実に勿体無い。
熱海殺人事件
Gフォース
Gフォース アトリエ(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
必見
熱海殺人事件に数多くのバージョンが存在することは周知の通りであり、いろんなバージョンを数多の劇団が競うように上演している。私自身も今年に入って既に10回見ている。ただ、今回の水野朋子物語というバージョンは私の知るところでは少なくともこの数年はどこも上演していないのではないかと思われる。戯曲は白水社のつかこうへい戯曲シナリオ集の第一巻に収載されているが、この戯曲に忠実に作り上げられていた。おそらく本作は熱海殺人事件(オリジナル)が売春捜査官に展開していく過渡期にあたるものではないかと想像される。因みに妹よというバージョンはさらに売春捜査官に近づいたものであろう。すなわち熱海→水野→妹よ→売春と進化を遂げたのではと考える。
通常の熱海における水野朋子もしくはハナ子や売春捜査官における木村伝兵衛は婦警もしくは部長刑事とアイ子の二人を演じ分けなければならない難しい役である。ところが、水野朋子物語というバージョンでは、もう一役演じ分けなければならない。つまり一人三役を強いられる訳である。今回それを演じたのは山田かなさんという女優であるが、彼女の演技を見るのは以前飛龍伝で神林美智子を演じたのを見て以来であった。みごと三役を演じ分けていた。GFORCEを見るのは今回で11回目であったが、これまでで最も満足度が高いものであったと言いたい。
幕末純情伝
別世界カンパニー
ブディストホール(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★
小説版がベース
言わずと知れた幕末純情伝、故つかこうへいの名作の一つであり、上演する劇団も多い。つか好きの私としては毎年数回は観劇している演目である。多くの劇団はつか戯曲をベースに若干のアレンジを加えて上演しているわけだが、本作は小説をベースに一から作っているためつかの作品とは全く異なるものとなっている。別世界カンパニーでは一昨年も本作を上演しているが、その時のものとも大きく異なるものであった。ちなみに前作の方が、より小説に忠実であったように思われる。そういう意味では今回はよりオリジナリティの高いものであったと言えよう。
一点残念だったことは、客演の堀川りょうの出番が少々少なかったことである。存在感の大きい方なので、もっと暴れて欲しかったところである。なお、本作は一部の役者を除いてダブルキャストとなっているため、是非とも両バージョンを見たかったのだが、やむを得ぬ事情のため、身体プロのみの観劇となった。感覚プロが見れなかったことが悔やまれる。
薇(ZENMAI)~飛龍伝より~
ThreeQuarter
中野スタジオあくとれ(東京都)
2014/03/22 (土) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
雛を観劇
スリクオの飛龍伝は、本作で、シリーズ第五弾となる。思い起こせば、その第一弾である追憶のベロニカでスリクオニ出会った訳であるが、独自の視点からリメイクされた飛龍伝に惹かれ、スリクオのファンとなった。今回はその集大成、最終バージョンとのことだが、最も原作に近いものであった。上演時間もおそらく最も長かったのではと思われる。清水さんによれば、これで飛龍伝シリーズは一区切りとのことであるが、飛龍マニアとしては、まだまだやって欲しいというところだ。
劇団員の数も多いので、是非本公演でまた新しい形で上演して頂きたいものだ。
昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
昭和のお芝居
お芝居はまさに昭和の作り方で、懐かしく拝見しました。
歌謡ショーはトークも交え楽しい雰囲気だったのですが、少し時代が違うため、歌った曲を全く知らなかったのが残念でした。