住み込みの女の観てきた!クチコミ一覧

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ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

カンパニーデラシネラ

世田谷ものづくり学校(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/29 (木)公演終了

満足度★★★★

融合とは?
デラシネラはマイム、ダンス、演劇の融合を試みている劇団だ。そ​れは芝居で内容を見せていき、その先のドラマ部分をマイムとダン​スで表現していく手法だ。それほど難解なマイムやダンスをやって​いる訳ではなく、自分は理解出来ているのか?出来ていないのか?​と感じさせながら見せてくれる辺りが面白く、かなり刺激的な舞台​だった。演劇はこうあるべきだぁ!と思っている人には薦めません​が、創作の無限の表現を感じたい方にはお勧め。以外にデラシネラ​の行っている事は、今後の日本の演劇界の進むべき道を暗示してい​るような気がする

どん底スナイパー

どん底スナイパー

モダンスイマーズ

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2011/09/12 (月) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

古山憲太郎の次回作を観たくなった!
今回は作・演出の蓬莱竜太は一切関わらず、所属俳優・古山憲太郎の初めての作・演出公演。ここの劇団は4人の男優と演出家で構成されていて、残りは客演で賄っている。
舞台の見せ方、展開の流れ、俳優の扱いなどは蓬莱竜太をやや踏襲している感は否めなくはなかった。始まりから60分までが展開になか弛みを感じたが、話の謎が解け始めてからは一気に引き込ませてしまう見せ方は上手かった。多分、それは後半に向けて、蓬莱竜太が決して行わない古山憲太郎の演出方が際立って見えてきたからに違いない。どうしても天才・蓬莱竜太の下で演じていれば影響を受けて、真似をしまいがちだろうが、そこを初舞台で自分の世界を作れた古山憲太郎は立派。

何時見てもモダンスイマーズの男優人は、舞台でしか味わえない心地良い演技を見せてくれる。

女がつらいよ

女がつらいよ

MCR

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

つらすぎますよ
初見の劇団・MCR。
人殺しの彼氏と付き合っているが年上の彼女・あずきの悩みは余命半年の命。でもそんな悩みどころではないほど世間や周りは自分の思い通りに動いてくれない。さぁ、どうするあずき!
ややドタバタ調で見せながら、ヒロインであり、主役のあずきが生きる事の難しさを、女性としての生き方を力強く演じて舞台を引っ張っていく。あずき演ずる女優さんなくしてはありえない舞台であり、そこに全てを集約している演出には感服する。これこそ演出家と主役の信頼であり、俳優で見せる演劇の醍醐味である。必見!

おしまいのとき

おしまいのとき

ポツドール

ザ・スズナリ(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

大傑作
スズナリにて、劇団・ポツドールのおしまいのときを観劇。ついに作・演出の三浦大輔が最高傑作を作ったのだ。今回でポツドールは5本目で、久しぶりの新作で期待値が高すぎてやや不安だったが、見事にそんな不安を払拭してしまった。今回はあまりの衝撃でネタばれはしないが、三浦大輔の得意の低温の人間像、全く感情が感じられない人物、まるで観客が他人の生活をのぞき見しているドキュメンタリーのような見せ方、クライマックスは暗くてあまり見えない舞台の見せ方、そして舞台セットが二面の同時進行とその辺りの表現方法は相変わらず絶好調。そして驚くような衝撃のラストシーンには唖然とした。だがそのラストシーンはポツドールを何度も観ている観客には衝撃度が高いが、初見の観客にはそれほどでもないのが残念だ。だが今作で三浦大輔は自分のテーマを全て捨てたのである。だから次回作は間違いなく大きく変わるだろう。だから今作を見逃すともう永遠に今まで築いてきたポツドールの世界は見れないだろう。

夏も

夏も

ロロ

アトリエ劇研(京都府)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/06 (木)公演終了

満足度★★★★

ロロの面白さとは
深川にて劇団・ロロの夏もを観劇。20代の期待の若手劇団だ。
前作の短編で、若手とは思えない完成度の高さと表現の巧みさに驚いたので、今作も当然期待をしてしまう。
秘密基地を持って遊んでいる子供達の悩みは異性。好き、嫌い、振られたなどと大騒ぎしている内に、振られたショックで自殺しようとした少女を助けた少年が互いに入れ変わってします。それからがてんやわんやである。が、ここまでは映画・転校生の真似だが、入れ変わっても以外にあっという間に元に戻ってしまうのだが、元に戻ったのは少女のみで、少年の中身は何処かに行ってします。そして何処に行ってしまった少年の中身は、友人の中へ入れ替わり立ち替わり出たり入ったりして、やっと最後には元に戻って少年と少女が愛を誓い合うという話しである。作・演出の三浦直之は、子供達には大変な出来事を決して観客には心情的には見せずに、事実の事柄として見せていく。そこには明らかに馬鹿馬鹿しい事やこれってアングラじゃん?と思ってもおかしくない表現で見せていく。
この辺りの表現は世代のギャップを大いに感じさせてくれるのだが、それがラストに向かっていくまでの伏線になっているとは思えないほど、ラストとの愛の誓いはしんみりさせるのである。これは作・演出の三浦直之の計算か?計算違いか?で分かれる所だが、それはそのような考えで演劇という物を観てしまう事自体が間違いなのである。その??を如何に提示出来る事かが新しい演劇人、天才の登場だと思う。
既に次回の公演も決まっていて、勝負が掛かっているような公演なので、次回作も期待。

ブス会に出演していた望月綾乃はロロの看板女優。
この子はどんな役でも出来そうな、かなり上手い俳優と見た。
これから必ず小演劇界で売れるの間違いなし!

身毒丸

身毒丸

彩の国さいたま芸術劇場

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/08/26 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了

満足度★★★★

矢野聖人は如何に?
蜷川幸雄の芝居には今まで一番お金を使っている。アングラ、近松、ギリシャ悲劇、オペラ、若手劇団、老人劇団と様々の芝居を観たが、やはり寺山修司、唐十郎、清水邦夫の戯曲を演出させたら誰も太刀打ち出来ないだろう。そして既に名作と言われている新キャストによる新毒丸をやっと見る。亡き母の思い出から逃れられない新毒に、父親が新しい母を買いに売春窟へ。そこで母の思い出を感じる売女と出会い、そこから新毒と売女(義母)との憎悪を超えた愛情の生活が始まる。
大竹しのぶ演じる義母が、新毒から母親扱いされずに、少しづつ憎悪に変わっていく。それが恐ろしいまでの新毒への仕打ち、しかしその憎悪が愛情に移り変わった瞬間から、二人は永遠の愛を得るのである。大竹しのぶ演じる義母の新毒を見るまなざし、売女から義母に一瞬に変わる瞬間、義母が憎悪むき出しの鬼母になる瞬間、そして最後に新毒に愛を捧げる辺りなど、大竹しのぶの芝居が、義母の役を、新毒の役を、そしてアングラ芝居をも飲みこんでしまっている様だった。大竹しのぶの芝居はちょっとやりすぎだね!との意見も出てきそうだが、これはアングラであり、アングラにはそんなルールは通用しないのである。この大竹しのぶの芝居がなければ、寺山修司の世界を体感出来ないのである。そして家出のすすめを読んで、家出をしてきたような新毒を演じた矢野君は、芝居の上手さより、大人になる未知への恐怖を体現出来ていた事が非常に良かった。
演技、視覚、音楽、そして海沿いの劇場と、アングラを商業演劇として見るにはもってこいの空間であった。















謎の球体X

謎の球体X

水素74%

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

謎の球体とは?
舞台は天災で被害を受けた田舎街。そこでは少女時代から友達が全くいなかった妻と少年時代に暴行、放火を犯した夫。それに父親に性的虐待を受け続けていた義妹の3人家族である。この家族は全く他人を信用せずに、夫は妻にDV、そして妻は妹に服従させていて、明らかに性格に過剰や欠損を抱えていて、ねじれている家族である。
近所の人がDVを心配して様子を見に来ても追い返してしまい、台風の接近で避難勧告が出ていても、我関せずと無視してしまう。。そしてその家族に突然、畳の下から?男が現れて生活に加わるが、男もまたこの家族と同じ様な価値観に染まってしまい、人殺しまで犯してしまう。外れた会話、家族の常識のない行動で、観客はこれは単なる不条理ドラマではないのか?もしくはこれは自分にも持っている価値観ではないか?と二つの疑問に揺れ動きながら舞台を観ていくのである。
観客は置いてきぼりをくらいながら、唐突なラストで幕が閉じてしまう。
今作を観客が家族の価値観をどの辺りで捉えるかで、楽しみ方が変わっていくだろう。
作、演出の田川啓介はまだ若いようだが、こんな舞台を作れるとは将来が末恐ろしい!

塩ふる世界。

塩ふる世界。

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

横浜の片隅に天才がいるとは・・・・。
今までの演劇人が苦労して作ってきた演劇表現方法をあっさりと覆してしまう演出方は必見。全てが新鮮に見えてきて、尚且つ上演時間をしっかり堪能させてくれる演劇の醍醐味もある。
演劇ファンなら観なければいけない舞台。観るべし!

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