「ガドルフの百合」
HyouRe Theatre Company
SPACE EDGE(東京都)
2017/02/03 (金) ~ 2017/02/04 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/02/04 (土)
座席1階2列
HyouRe Theatre Company『ガドルフの百合』 於:SPACE EDGE
着想は実験的ですごく面白いと思います。
自分の想像では三作品をミックスして融合してくるのかなぁと期待していたのですが、
順番に直列に繋ぎ合わせたような構成になっていました。
作品と演出が一番マッチしていたと感じたのは表題作の『ガドルフの百合』かな。
体全体を使ったパフォーマンスや、目を引く演出の数々で
最後まで飽きずに観られました。
いいわけジェイソン
KAMAYAN
OFF OFFシアター(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/02/04 (土)
KAMAYAN『いわけジェイソン』 於:OFF OFFシアター
Bキャストを観劇
ストーリー自体に違いは無いようです。甲乙つけがたい感じではありますが、、、
しいて言えばコメディ色が強いのがA、恋愛色が強いのがBって感じかなぁ。
主役とヒロインの彼氏彼女感はBの方が強かった気がします。
いいわけジェイソン
KAMAYAN
OFF OFFシアター(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/02/02 (木)
座席1階1列
KAMAYAN『いわけジェイソン』 於:OFF OFFシアター
Aキャストを観劇
KAMAYANさんらしいドタバタコメディ。はちゃめちゃっぷりが楽しいですね。
いい感じに終わってしまったけど、主人公が割とネイティブなクズ人間だった(笑)
登場人物ではADさんがツボでした。
あと、いうほどジェイソン感は無かった気がする。
ありすとてれす・しんねんかい
東京ノ温度
ホボホボ(東京都)
2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/27 (金)
座席1階1列
東京ノ温度『ありすとてれす・しんねんかい』 於:新大久保・ホボホボ
不思議の国のアリスをモチーフに最近話題のVRやARを絡めてシンギュラリティといった問題や「AIと感情」という普遍的なテーマをライトに描いたコメディ作品。
全体的にエキセントリックな感じでしたが、ストーリーの骨子はすっきりしていて分かりやすいお話だったと思います。
ラストの意味深でブラックな終わり方も好みです。
わちゃわちゃと賑やかな展開で奇抜なキャラクターもたくさん登場するので
小さな子供でも楽しめる作品なんじゃないかなと思いました。
懐かしのネタから時事ネタまで小ネタをガンガンぶっこんできていました。
ただ、ストライクゾーンが狭すぎるんじゃないだろうかというネタも…(^_^;)
セリフにつっかえることがちょいちょいあったのが気になりました。
(特に初日は多くてそれで物凄くテンポが悪くなっていた気がする)
ワンス・アポン・ア・タイムin京都Ⅲ
ゼータクチク&ACTACTION by TEAM HANDY
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/01/20 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/26 (木)
座席1階1列
TEAM HANDY『ワンス・アポン・ア・タイムin京都Ⅲ』 於:SPACE 雑遊
凄かった!圧倒されました!あっという間の2時間でした!
文字通り息をのむ展開の連続。
特に初っ端の演出が凄く良かった。静から動へ。あれで一気に作品に引き込まれました。
舞台美術はもちろん、効果音の数々も抜群に良かった。
沈黙している場面や居合の場面での秒針?のSEが非常に効果的だと思いました。
贅沢を言えば、殺陣の場面で少し窮屈そうに見えることがあったのが気になりました。
舞台セットの制約もあるのだと思いますが。
会場入って真ん中に舞台があってその左右が客席。
やっぱり観るなら最前列が良いと思います!
迫力が凄いです。思わずのけぞりそうになる場面も(笑)
とても精鋭な男たち
トライヲンズ
上野ストアハウス(東京都)
2017/01/25 (水) ~ 2017/01/30 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/26 (木)
座席1階B列
トライヲンズ『とても精鋭な男たち』 於:上野ストアハウス
シチュエーションの面白さが光るシットコム。
旗揚げ公演とは真逆なテイストの作品で驚きました(^_^;)
笑えるネタが随所に散りばめられていて面白かったのだけど
最後まで爆笑には届かなかった感じ。
いつかシリアス展開に転がるんじゃないか、という懸念が最後まで払しょくできなかったので、どこか身構えてしまっていたのかも。
最初の5~10分でドカンと笑いと取るネタがあればまた違ったのかなと思います。
ダンスはすごく良かった!
空を飛んだ後のライト兄妹
東京パイクリート
小劇場B1(東京都)
2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/25 (水)
座席1階1列
東京パイクリート『空を飛んだ後のライト兄妹』 於:小劇場B1
ライト兄「妹」なの今頃気づいた(笑)
よくできた半フィクション作品だと思います。
帰宅してすぐにライト兄弟や飛行機の歴史についてWikipediaで調べちゃったりするほど興味を引く内容でした。
さらにその後は史実では結構切ないことになっていて、
その辺の知識があるとラストはまた違った印象を受けるかもしれません。
基本コメディでふざけるところは大いにふざけていますが、見せるべきところはしっかり描かれていたと思います。
舞台セットも凄い。
小劇場B1を2面客席で使っていないのは初めて観たかも。
下手側が観やすいと思います。
ストレンジャー
甲斐ファクトリー
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/01/22 (日)
座席1階1列
甲斐ファクトリー『ストレンジャー』 於:SPACE 梟門
それぞれが求める「普通」に手が届きそうで届かないもどかしさ。
そして今まであった「普通」がいとも簡単に壊れてしまう切なさがなんともやりきれないお話でした。
照明の演出がいいなと思いました。
やってきたゴドー
劇団東京乾電池
駅前劇場(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/21 (土)
座席1階1列
劇団東京乾電池『やってきたゴドー』 於:駅前劇場
面白い!すごくツボです。
おかしな人たちが巻き起こす不条理な状況、不条理な掛け合いの数々がとても楽しい。
説明ゼリフと少し機械的な独特なセリフ回しが一層シュールな感じがして良かったです。
衣装をはじめ舞台美術もすごく良かった。
AFFECTION
Cooch
ザ・ポケット(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/21 (土)
座席1階G列
Cooch『AFFECTION』 於:ザ・ポケット
シリア情勢をガチに描いた社会派作品。
思わず目を覆い耳を塞ぎたくなるような場面もストレートに表現していて衝撃的な内容でした。
日本、アメリカ、シリア。
3つの場面がそれぞれオーバーラップされていたのは、
全く別世界の出来事のようであっても現実には地続きであることが強く感じられて良い演出だと思いました。
舞台セットも凄かった!すごくリアルで夢に出てきそうです。
私自身不勉強なこともあって、どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのかが曖昧だったのが悔やまれます。
グレートフルグレープフルーツ
OuBaiTo-Ri
ワーサルシアター(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/17 (火)
座席1階3列
OuBaiTo-Ri『グレートフルグレープフルーツ』 於:ワーサルシアター
舞台美術、音響、照明含めて雰囲気作りが上手いですね。
臨場感豊かなステージでした。
ストーリーは中盤は?な感じでしたが、
最後まで見ると分かりやすくて腑に落ちるお話だったと思います。
猟奇的なお話かな?と予想していたのですが、切なさやるせなさを覚えるような観劇後感でした。
開場5分前くらいに着いたのですが整理番号60番台でした。
すごい人気です。女子率の高さにも驚きました。
前人未到の観光地へ
GRahAMBox
小劇場 楽園(東京都)
2017/01/16 (月) ~ 2017/01/18 (水)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/15 (日)
座席1階1列
GRahAMBox『前人未到の観光地へ』 於:小劇場 楽園
シュールで脱力系なショートコント集。
結構ツボなネタもあって楽しめました。
もっとがっつり笑わせる系なのかと思っていましたが、ジワジワくるタイプのネタが多かった印象です。
「転がる石のように」「明日の太陽に向かってほえろ!」「ball」
が好みでした。
特に「ball」はラストのオチが秀逸。
あと、開演前の諸注意がとても手が込んでいて面白かった。
畜生の王
劇団森
早稲田大学学生会館(東京都)
2017/01/13 (金) ~ 2017/01/15 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/15 (日)
座席1階1列
劇団森『畜生の王』於:早稲田大学学生会館
ケレン味のある演出の数々が印象に残りました。特にプロローグからダンスまでの流れが良いです。興味をぐっと引き寄せられました。
カーテンコール後の演出も実験的で面白いと思いました。
演技では友人(アキラ?)役の方が凄く良かった。
世界
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2017/01/14 (土) ~ 2017/01/28 (土)公演終了
満足度★★★★
座席2階D列
『世界』 於:Bunkamuraシアターコクーン
この作品の”世界”の現実がリアルに描かれている群像劇。
ご近所さんの日常を覗き見ているような感じでとても面白かったです。
全体的に閉塞感を覚えるような雰囲気がありましたが、コミカルな場面も多くて結構笑えました。
4つに区切られた回転舞台のセットも秀逸で、舞台セットの醸し出す生活感が大変素晴らしかった。
それぞれの"世界"が少しずつリンクしているのも面白い。
個人的には若者3人のエピソードをもっと観てみたかったかな、と思いました。
特にアルバイト店員の諸星についてはもう少し掘り下げても良かったのでは。
チャラい辺見くんやあずみのつかみどころのない掛け合いが今風な感じがして面白かったです。
『全部、嘘』
劇団螺船企画公演
演劇スタジオB(明治大学駿河台校舎14号館プレハブ棟) (東京都)
2017/01/13 (金) ~ 2017/01/14 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/14 (土)
座席1階2列
劇団螺船『全部、嘘』 於:演劇スタジオB(明治大学駿河台校舎14号館プレハブ棟)
地に足の着いた作品作りをされているな、と感じました。
総合的な完成度が高くて、テーマも等身大な感じがして好感が持てました。
特に良いなと思ったのは、布石の置き方。
お互い素直になれない幼馴染2人の対比が良かった。
はじめは多少のぎこちなさを感じることもありましたが、
後半はコミカルな場面での掛け合いのテンポが良くて笑えました。
メロン農家の罠
桃尻犬
OFF OFFシアター(東京都)
2017/01/12 (木) ~ 2017/01/18 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/12 (木)
座席1階4列
予想以上にヘビーで緊迫感溢れる感じでしたが、随所に笑うポイントがあって楽しめました。
幸せを求めれば求めるほど遠のいていくような。
そんな安喰家と周りの人々を観ていると、次第にいたたまれない気持ちになっていきました。
そんないたたまれない気持ちを吹き飛ばすような終盤の怒号飛び交う掛け合いの応酬が凄く良かったです。
夜明け
EPOCH MAN〈エポックマン〉
ひつじ座(東京都)
2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/09 (月)
座席1階3列
この時期にこのテーマをぶつけてきたのは上手いなと思いました。
帰省した人しそびれた人。どちらにも胸に迫るものがあるのではないでしょうか。
すごく良かったです。
母親と息子の関係ってどこか特殊なものがあって。
疎ましく思ったりする時期があるんですよね。
電話のくだりはほんとリアルで。まるで自分の母親と会話しているような錯覚を覚えるほどでした。
男性と女性でこの作品から受ける印象が違ったりするのかもしれません。
小沢さんが作り上げる作品には毎回驚きがあってワクワクします。
表現や演出に関する想像力豊かな発想の数々は素晴らしいの一言。
隣のきのこちゃん3~マルナゲドン~
トキメディアワークス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2017/01/05 (木)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/01/03 (火)
座席1階F列
年末年始にふさわしいような賑やかで華やかで大笑いできるような作品でした。
楽しかったです。
このシリーズは初めての観劇だったのですが、2.5次元演劇っぽいテイストですね。
正直言って内容はかなりバカバカしいのですが(いい意味で)
世界観が統一されていて、タイムリープものとしてのストーリーに破綻もなくてきちんとしたお話になっていました。
ダンスあり、アクションありで目で見る分にも楽しいです。
一色洋平×須貝英『劇的忘年団2016!』~演劇人大集合!年忘れトークライブ+α!~
monophonic orchestra
しもきた空間リバティ(東京都)
2016/12/28 (水) ~ 2016/12/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/28 (水)
座席1階2列
A枠に参加。テーマトークとリーディングという構成。
1チーム1時間は思ったより短くてあっという間でした。
皆さんお話も上手でとても楽しかったです。
トークはどちらも質問1つで終わってしまったので少し物足りなさを感じました。
もっと舞台の裏側や暴露トークなんかが聞いてみたかったです。
リーディングはチーム①、②どちらも良かった。
当日初顔合わせで、台本も当日渡しみたいな話をされていたと思います。
その状態でもしっかり役作り、演技をされていてさすがだなぁと思いました。
特にチーム②の『頭上に降りそそぐあなたの星』が素晴らしかった。
15分という短い時間を効果的に使った構成で、とある家族の歴史が感動的に描かれていました。
楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―
オトナの事情≒コドモの二乗
王子小劇場(東京都)
2016/12/23 (金) ~ 2016/12/27 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/12/24 (土)
座席1階1列
『をとこの所為』を観劇。
凄かった。女優の執念というか怨念というか。鬼気迫るものを感じました。
それをオール男性キャストで、というのが面白いですね。
絵面的にはコミカルで、笑いも結構起こっていましたが、
本筋はガチシリアスで、ここぞというシーンは女装姿も吹っ飛ぶくらいに圧倒されました。
とても有名な戯曲なのだそうですが、全然古さを感じませんでした。
女優という職業の「業」は普遍的なものなのかもしれませんね。