ぼっくす/構想3ヶ月少女#2017
べろべろガンキュウ女
十色庵(東京都)
2017/06/23 (金) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/06/24 (土)
座席1階1列
べろべろガンキュウ女『ぼっくす/構想3ヶ月少女#2017』十色庵
エキセントリックな演出と退廃的な青臭く痛々しい登場人物たちが印象に残りました。
『構想3ヶ月少女#2017』
照明効果が良かったです。
頻繁な場面転換がなんとなくアニメっぽいなぁと思いました。
あれ、お兄さんは?(^_^;)
『ぼっくす』
カラオケボックスを舞台にした群像劇かと思いきや……
登場人物たちがどんどん記号化されていって混沌としてきて最後はメタっぽく。
なんか不思議な作品でした。
ペロペロキャンディがチケットの半券代わりでした
ミズウミ
日本のラジオ
ギャラリーしあん(東京都)
2017/06/14 (水) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/18 (日)
座席1階1列
日本のラジオ『ミズウミ』ギャラリーしあん
今回もすごく好みの作品でした!
あてがきなのかな?と思うほどぴったりな配役と演技、そして
会場の古民家と庭園を効果的に使った演出が素晴らしくて、いつも以上に作品の世界観に入り込めた気がします。
私はマチネを観劇したのですが、ソワレだとまた違った雰囲気になるんだろうなぁ。
九回裏、二死満塁。
パラドックス定数
中野テルプシコール(東京都)
2017/06/10 (土) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/17 (土)
座席1階3列
パラドックス定数『九回裏、二死満塁。』パラドックス定数
質の高いストーリーテリングと演技で安心して観られる作品だと思います。
演出面ではシームレスに場面がころころ変わるので少し戸惑うこともありましたが、
あまり混乱せずに話に付いていけました。
上演時間は約100分
背もたれがないベンチ席なので腰が痛いです……(^_^;)
チケットの半券が凝っていて面白いです
SUpErViSIoN (スーパービジョン)
Cooch
千本桜ホール(東京都)
2017/06/14 (水) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/06/17 (土)
座席1階1列
Cooch『SUpErViSIoN』千本桜ホール
冒頭の映像を使ったシーンが抜群に良かったです。BGMもあいまってゾクゾクしました。
思わずあっと驚く一ひねりある展開も良いですね。
小説の叙述トリックのようで面白かったです。
ノーマークだった6人
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2017/06/15 (木) ~ 2017/06/19 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/16 (金)
座席1階1列
劇団フルタ丸『ノーマークだった6人』「劇」小劇場
エンタメ性が高く観劇後感が爽快なクライムサスペンス劇
起承転結も明快で安定の面白さ
観劇初心者にもオススメだと思います
冒頭に発動するとある意味深なギミックが◎
何が起こるのかとハラハラドキドキ。その後の展開もスピード感満載で、緩急の付け方が非常に良かったです
登場人物がみんなキャラが立っていて魅力的
その後が観てみたくなる作品でした
ドグラ・マグラ
演劇企画集団THE・ガジラ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/06/04 (日) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/11 (日)
座席1階1列
演劇企画集団THE・ガジラ『ドグラ・マグラ』SPACE 雑遊
凄かったなぁ。2時間越えと聞いて身構えていたのだけど全く気にならず。
圧倒的な迫力で、最初から最後まで作品の世界にどっぷりと浸ることが出来ました。
演出も素晴らしかった。
劇場の特徴を存分に活かした演出の数々をはじめ、音響、照明全てが素晴らしかった。
前説の「最前列は水や物が飛んでくることがあります」のアナウンスどおり、
最前列はド迫力でした。
いさんスイッチ
早稲田大学演劇研究会
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/06/11 (日)
座席1階2列
早稲田大学演劇研究会『いさんスイッチ』早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ
舞台セットをはじめ舞台美術が良く出来ていました。
ラストのアレは驚いた(^_^;)
あと、自由過ぎるネコのタマタマの存在がすごく良かったです。
キョーボーですよ!
劇団チャリT企画
新宿眼科画廊(東京都)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/13 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/06/10 (土)
座席1階1列
劇団チャリT企画『キョーボーですよ!』新宿眼科画廊
共謀罪などの時事ネタを面白おかしく描いた社会派コメディ。
本公演より演技がデフォルメ気味ではっちゃけていて、バカバカしさがアップしているように感じました。(いい意味で)
空気を全く読めない読まない桃山さんがツボでした。
ぽこフェス2017
ぽこぽこクラブ
下高井戸 HTS(東京都)
2017/05/20 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/10 (土)
座席1階1列
ぽこぽこクラブ『ぽこフェス2017』下高井戸 HTS
シーズン3観劇。
『空白の二人2017』
ヤマアラシのジレンマのような二人の関係が痛々しく切ない。
分かっていても暴力を止められない自分への苛立ち、自己嫌悪が痛いほど伝わってきました。
主人公は空っぽになることができるのだろうか。
二人が新しい関係を築けるといいな、と思いました。
『マグロ』
シーズン1とは少し演出を変えてありました。
身体を売っている女性と、身体を買ってくる女性
噛み合っていないようで、大将が言う通り根っこは同じなのかも
マグロの存在感がやっぱり凄い
『現世永劫莫殺地獄』
一番好みの作品。全8作品の中では一番エンタメ度が高い作品だと思います。
設定・ストーリー展開の巧さと目を引く演出の数々がとても楽しかったです。
地獄に落ちてきた男性と書鬼との関係を全てを明かさず、匂わせる程度なのが想像の余地があって良かった。
書鬼が時折見せる悲しそうな苦しそうな表情が印象に残りました。
粛々と運針
iaku
新宿眼科画廊(東京都)
2017/06/02 (金) ~ 2017/06/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/04 (日)
座席1階1列
iaku『粛々と運針』新宿眼科画廊
構成がエレガント。シンメトリーな舞台の上で繰り広げられる2つの家族の物語。
生と死、尊厳死と中絶、死に行く者と生まれてくる者
対照的な内容の対話が交錯し、2つの家族の物語が重なり合う瞬間は必見です。
チクチク、チクタクと舞台上で運針を刻む二人の登場人物の存在も良かった。
なんで正体に気づけなかったんだろう(^_^;)
家、仕事、親のこと
どこの家族にもありそうな日常的で普遍的な話が満載で、
「あるある」「わかるわかる」って瞬間が何かしらあるのではないでしょうか。
あと、説明台詞を使わない自然な対話が上手いなぁと思いました。
ちょっと頼りなさげでたまにズレてるお兄ちゃんのキャラクターがツボでした。
クヒオ大佐の妻
ヴィレッヂ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/03 (土)
座席1階EX列
ヴィレッヂ『クヒオ大佐の妻』東京芸術劇場 シアターウエスト
宮沢りえさんの演技を間近で観られただけで満足してしまった(^_^;)
他にも写実的で生活感あふれる舞台セットとそれを引き立てる照明効果、音響効果が大変素晴らしかった。
西日が差し込むシーンはほんと綺麗でした。
丁寧に丁寧に積み重ねていって最後にドーンって感じで。
ちゃぶ台返しって訳ではないけれど、意外な急展開で流れに付いていくのが大変でした。
あの展開はあれはあれで面白かったので印象には残ったかな。
事実は小説より奇なり
元ネタが面白すぎるので、ノンフィクションでも良かったかも、と思ってしまいました。
すてきな三にんぐみ
爆走おとな小学生
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2017/06/01 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/03 (土)
座席1階D列
爆走おとな小学生『すてきな三にんぐみ』キンケロ・シアター
舞台化にあたってネグレクトやいじめ、性同一性障害などの問題も盛り込んで、現代への問題提起とも取れる内容にリライトされていました。
明確な意図が感じられて良いアレンジだと思います。
後半は迫真の演技が続き、見応えのある作品になっていたと思います。
気になったのは
単発のネタをガンガンぶっこんでいたものの、どうにも笑いのツボにはまりきれずあまり笑えませんでした。
この辺は好みがあるので一概には言えないのですが、周りの反応を見てもちょっと笑いが少なかったかなぁと(^_^;)
ぽこフェス2017
ぽこぽこクラブ
下高井戸 HTS(東京都)
2017/05/20 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ぽこぽこクラブ『ぽこフェス2017』下高井戸 HTS
シーズン2観劇。シーズン1同様3作とも初見です。
全体を通しての印象は、シーズン1に比べるとよりコミカルさが増して笑いの多い公演だったように感じました。
『ムシのイドコロ2017』
最近の若者然とした派遣社員とマネージャーの噛み合わない会話が凄く面白かった。
どちらの役もはまり過ぎで、完璧なキャスティングだと思いました。
一言も喋らないもう一人の派遣社員の存在が不気味で、いい味出してました。
『Re.LIFE』
ジェットコースターのようなスピード感あふれる展開が楽しい。
「選択を変えてもダメ、自分が変わらないと」みたいなセリフが刺さりました。
『愛しの電気釜』
今回の3作品の中では一番好み。主人公田中のキャラクターがすごく良かった。
奇抜な設定の面白だけに終わらず、その面白の裏にある真相がわかった瞬間、それまで観てきた景色が一変するようで衝撃的でした。
結びのシーンも秀逸。
私が観劇した日はドリンクデーで飲みながら観劇できました。
シーズン1のチケットを持参すればドリンク全品200円引きでした。(ソフトドリンクならタダ!)
黒塚家の娘
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2017/05/12 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/27 (土)
座席1階I列
SIS Company『黒塚家の娘』シアタートラム
どシリアスな話だと思って身構えていたので、最初は少し戸惑いました。
がっつり笑えるエンタメホラー作品。
中でも渡辺えりさんのキャラクターが卑怯なくらいに面白くて、爆笑の連続でした。
ホラーとしては怪談の定番のようなストーリー展開で、日本人に親しみやすいお話だと感じました。
それに宗教論をはじめ各種蘊蓄も興味深く、説明台詞の数々も面白かったです。
シアタートラムの高さのある空間を効果的に使った演出が印象的で、特に照明効果が良かった。
光と闇のコントラストがとてもきれいでした。
前方列より中段以降の席の方が観やすいかもしれません。
おずわるど
東京ノ温度
ホボホボ(東京都)
2017/05/25 (木) ~ 2017/05/29 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/05/26 (金)
座席1階1列
東京ノ温度『おずわるど』 ホボホボ
オズの魔法使いをモチーフにした二次創作コメディ
原作をはじめ色んな作品の蘊蓄を駆使してうまくシナリオが組み立てられていて、
奇想天外なように見えて説得力のあるお話になっていたと思います
普通に「へ~」とか「ほ~」と感心しながら観てました(笑)
楽しかったです
腹黒モードのドロシーがキレッキレですごく良かった
登場シーンの壊れ具合が最高でした
演出、シーン、セリフ、小物など、前作『ありすとてれす』を彷彿とするような部分がちょいちょいあるので、
前作が好きだった人ならより楽しめると思います
上演時間90分、1ドリンク制
殺人狂時代
立体映画館
小劇場 楽園(東京都)
2017/05/23 (火) ~ 2017/05/27 (土)公演終了
満足度★
鑑賞日2017/05/23 (火)
座席1階1列
立体映画館『殺人狂時代』 小劇場 楽園
SEの表現は面白いなぁと思いました。
終演が微妙に21時過ぎてましたけど、子供を舞台に上げても大丈夫なの?
PLAY ROOM
ピウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★
鑑賞日2017/05/21 (日)
座席1階4列
ピウス企画『PLAYROOM』 シアターKASSAI
千秋楽を観劇。作品自体は面白かったです。
アナウンス無しで開演が15分近く遅延
は、まぁ良いとして(よくないけど)
開演直前に関係者席(という名の遅刻者席)が埋まって、一部エリアが全く見えなくなりました。
あまり動きのない作品なので、ほとんど演技を観ることが出来なかった役者さんが居ました。
1か月以上前から予定を空けて、予約して、時間を守って来場したのにこの仕打ち……(;_;)
小劇場ではままあることとは言え、遅く来た人の方が良い席に座れるのはなんか釈然としません。
はたらいたさるの話
劇団きらら
王子小劇場(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/05/21 (日)
座席1階2列
劇団きらら『はたらいたさるの話』 花まる学習会王子小劇場
九州弁のテンポの良い軽妙な掛け合いが楽しかった。
少し普通でない人たちのちょっと変わった日常。
きっとこういう日常もどこかにあるのかもね、と思わせる妙な生々しさがありました。
4人の微妙な距離感が心地よかったです。
ハマコのキャラクターがすごく面白くてツボでした。
特徴的なセリフ回しや笑顔?が印象に残りました。
ぽこフェス2017
ぽこぽこクラブ
下高井戸 HTS(東京都)
2017/05/20 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/05/20 (土)
座席1階1列
ぽこぽこクラブ『ぽこフェス2017』 下高井戸 HTS
シーズン1観劇。3編の短編オムニバス公演。
会場全体が賑やかで楽しい空間になっていて、会場に入った瞬間別世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるほどでした。
それだけでも一見の価値あり!
『マグロ』
女二人の会話劇、のはずなのだけど……マグロの圧倒的な存在感が頭から離れない。
とあるタイミングでマグロの動きが変わるのですが、その変化がシュールですっごいツボでした。
次第に熱を帯びていく女子二人の全く交わらない価値観のせめぎ合いが楽しかった。
ラストのオチも予想外すぎて衝撃!
『僕はスッポン2017』
こちらものっけから突飛な設定に驚かされたのだけど、
お話自体はすごくピュアで話が進むにつれて次第に作品に引き込まれていきました。
緩急の付け方が抜群に良かったと思います。
『初めまして、山田です』
3編の中では一番オーソドックスかな。
元彼とストーカーの鉢合わせから始まるドタバタ劇が楽しいシットコム。
ストーカーの変質的なこだわりや言動が面白かったです。
PLAY ROOM
ピウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/17 (水)
座席1階2列
ピウス企画『PLAYROOM』 シアターKASSAI
好みな作風のサスペンス劇。なんとなーく辻村さんの『冷たい校舎の時は止まる』が頭に浮かびました。
手に汗握る展開、最後まで油断できないどんでん返しの連続でとても楽しめました。
池袋周辺の知識があるとより楽しめると思います。
上演時間1時間50分
二面客席構成。KASSAIでは初めて見ました。
どのキャストを中心に観たいかでオススメの席を案内をしてくれるのは親切ですね。