miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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木村愛子「水を抱く」 再演

木村愛子「水を抱く」 再演

木村愛子

SHIBAURA HOUSE(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/02/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1759(16-049)
15:00の回(快晴)

14:25受付、整列、14:30エレベータで5Fへ(やはりここでも最初の列の順番は崩れる)。

ここは2回目(風琴工房「proof」2014/5)、d-倉庫での初演を観ていてこの作品では2公演目。「proof」のときとは客席の位置が逆、海側をみていることになりますが、みえるのは空とビル、ときどきモノレールが通る。

風が強そうで一つ下の回のベランダに置いてある緑の枝、その先が左右に揺れています。

劇中、ヘリコプター、クラクション、音が聴こえてくる。

15:06前説...突然始まり~16:00終演。

ダンサーの出入り口ひとつ..のはず..が、今回も意表を突かれ少し慌てる。

いつも思うのは、木村さんは何を見ているのだろうということ。何かをじっと見つめているような眼差し。まっすぐな視線の先には何かを超えたものがあるといいたそうで、そこに行こうとする、生まれたばかりの本能、もがき、あがき、解放されたい欲求を感じる。大きな窓の外は飛んで行けそうな広い世界、こちら側は閉じ込められた小さな(でもとても安全な)空間。

身体が欲する欲求、客席に背を向けじっと座っている時間、床面の曲線は文字以前のメッセージだろうか。

珍しく重い音が響いてきました。

Prëtënd

Prëtënd

妖精大図鑑

神楽坂セッションハウス(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/02/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1758(16-048)
19:00の回(晴)。

18:25受付、18:30開場..靄っている。19:08開演~20:19終演。

此処で観た過去の作品、前作「糠床(2015/12)第七秘密基地)」と打って変わり信じられないほどパワフル(!)、見事なダンス(!!)といつものクマとユーモア(!!!)。

いままでずっと「セリフ」のあるダンスはダメでしたが、本作では大丈夫でした。歌と小道具も可笑しく楽しませていただきました。

安部さん「通過(2015/9@キッド)」振付、今泉さん、高橋さん「ぬちょぉ...(2014/7@眼科画廊)」。

内山さんは、立教大学の卒業制作公演「傍らに佇む(2014/8@サブテレニアン)」を観ていて、よもやこういった作品で観ることができるとは思ってもいませんでした。訊いてみると次回予定(まだ先)があるということで行ってみたいと思います。

『オイディプス(演劇系大学生がどう暮らすか)』

『オイディプス(演劇系大学生がどう暮らすか)』

ビチャビチャゲイマン

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/02/26 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1757(16-047)
19:00の回(晴)。

18:30受付、開場。入ると会場はいくつかに分かれているようで、とりあえず普段客席として使われているところに(パイプ椅子)座りますが、床面が髙く、すぐ目の前は暗幕。向こう側ではワイワイガヤガヤ。実は、向こう側にも(アリーナ風)席があり、どちらに座ってもかまわないのでした。

公演タイトルが「オイディプス」、先日「お布団」の「アンティゴネ」を観て苦戦しましたが藤谷さんをはじめみなさん「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。」に出ていらした方。

19:01緊張の前説、開演~20:05終演、20:13~20:58アフタートーク終了。お客さんのほとんどが日芸生か同年代。とても荒削りな仕上がりだと思うし、個性的なお芝居ですが好感。

アフタートークは往々にして関係者による褒めあいになりがちですが、仲間同士の遠慮のない問い、横道にそれたり、芝居に関係のない内輪話になったり、傍で聴いていてかなり面白かったです。

運命として定められたお話集である「悲劇」に対して、自由に想いを込めたり、茶化したりしながらの1時間でした。

余談ですが、数十年前、3年間大阪に転勤で住んでいましたが「ちょける」という言い方は初めてでした。

星の果てまで7人で

星の果てまで7人で

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2016/02/24 (水) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1756(16-046)
19:30の回(曇)。

18:40会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。

舞台は黒い(宇宙)空間だけ。

最初はやや不自然にも思える動きとセリフですが、トツゲキ倶楽部の作品(6作目)に何もないはずはなく、いろいろと想像しながら観続けました。そのあたりはネタバレになりそうなので。

桑原さんはもちろん桟敷童子の作品(最近では炭鉱三部作)、土田さんは初めて、2作続けて出ていらした田久保さんはスタッフで。

目を見張るSFXがあるのではなく、凝った美術があるのでもなく、不思議なシチュエーションのなかで進むお話はやはりホロリとさせられるものでした。

お話をかき混ぜる佐竹さん、そうかそういう設定もあるなぁ、と感じた前田さん、無重力シーンは雰囲気十分、そして横森さんは毎度のことながら不思議さでいっぱい。

SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)

それにしても前田さんがアガリスク(前日、「キングオブコント2016への道」を観ました)に出るとは...こちらもすごく楽しみ。

ネタバレBOX

カウントダウン、箱、闇に赤く点滅するのは閃光灯か、みんな同じ方向(反時計方向)へ進む、船内なのか、それにしては無重力ではなさそう、直接通信を受けている...サイボーグのような存在かと思う(ロボットにしては人間に近すぎるし)。

ニール・R・ジョーンズの作品に「ジェイムスン教授シリーズ」というのがあり箱型のロボットのような不死の存在として冒険をします。クラークの「都市と星」では精神が保存される(記憶バンク)、劇中でてきたレム「ソラリス」は「海」が創造する「お客さん」、ハインライン「悪徳なんかこわくない」は脳移植、ポール「マン・プラス」はサイボーグ、「ブレードランナー」はレプリカント。

人ではないものの「意識」

調べると、たしかに土星まで(遠いとき)16億㎞、4年くらいでした。
キングオブコント2016への道・アガリスク内予選会

キングオブコント2016への道・アガリスク内予選会

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/24 (水) ~ 2016/02/24 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1755(16-045)
19:30の回(曇~雨)。
受付時間前、1F会場外に数名行列、18:45に4Fへ(ここで予想通り行列時の順番が崩れる)、受付、整列、19:00開場。

19:27前説~19:30開演~20:53終演。

チーム紹介、順番決め、前半戦、中間発表 後半戦、結果発表。
甲田+塩原組  (前半 2+後半 5= 7)
熊谷+津和野組 (前半14+後半26=40)
淺越+鹿島+沈組 (前半32+後半18=50) 優勝。

「2分以上4分以内」(結構短く感じました)という条件で、各チーム2本。発表は発表として、その間の映像やインタビュー、発表後の悲喜こもごもがとても面白かった。

最新の「ナイゲン(豪華2枚組)」物販あり。

Obirin LABO project 11

Obirin LABO project 11

OBIRIN LABO project

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

無題1754(16-044)
13:00の回(雨)

12:05受付、12:32開場、12:59前説(55分+休憩10分+50分)、13:04開演~15:13終演。

ここは「ピュア魂2(2013/7)」「Marina bay Sans(2015/3)」「PUPAⅡ(2015/11)」と4公演目。

12組によるダンス公演。

怒涛の「PUPAⅡ(2015/11)」と比べてはいけないのでしょうが、どうも全体(振付も音楽も)におとなしく感じました。また、ダンス終了時に拍手するのではなかった(ダンサー退場後、照明が点き、そこでおずおずと拍手)ので盛り上がりに欠けたようです。

※開演の60分前受付なのだから、その時間頃、受付近くに来たお客さんへは声をかけて、少し待ってもらうような気配りがあってよいのではないでしょうか?

No.32「米とりんご」

No.32「米とりんご」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1753(16-043)
20:00の回(雨〜曇)

19:53開場、20:06開演~21:04終演。(金~月の)前後半、各4日間の公演中、後半最終日、3回目です。

次のUpdateDanceは、No.33(3/26~4/3)、No.34(4/11~19)。
それまでの間に「公演記録映像上映会」があるそうです(2/26~3/20)。

演劇、ダンスでひとつの作品を3回みたのは80年代の小劇場、来日バンドの公演ではありましたが、ここ数年ではなかったことです(映画では「みちいてく」が3回)。

もともとKARASの公演で2回観るのはよくあることで、今まで鰐川さんのフルソロは機会がなかったこともあり今回のUpdateはとてもよかったと思っています。

過去、なかなか表情が見えない(帽子のときも)ことが多かったのに、今夜は違っていました。また、前半の公演とはいくらか印象が違い、深みのようなものを感じました。

【物語】
暗転、始まり、薄闇の中、「起き上がり小法師」はなんとか立ち上がろうとする、と、ダンスが始まり生き生きとした場面が続く、激しく優しく暖かく、が、それも時とともに終わる、そのとき、薄闇に立ち上がった少女は左手を高く掲げ「私はここにいる」と告げる。マッチ売りの少女はマッチの光に包まれ祖母と天国へ昇っていきましたが、この少女は闇を操り、光と影とを従え、踊ることを続ける...のでした。

女子校育ちに言ってやりたい10のこと

女子校育ちに言ってやりたい10のこと

芝居の我楽多

小劇場てあとるらぽう(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1752(16-042)
13:00の回(晴)

「上行って右(2013/4@APOC)」を観ていて2作品目です。この時間しか空いてなかったのですが、他の公演とどちらにしようか迷っていたら売止めになってしまいました。そうなるとますます観たくなるもの...というわけではありませんが、当日券があるということでしたので観にきました。

受付時に当日券整理番号券を受取り、場合によっては立ち見とのこと、開演5分前集合、12:28中へ。なんとか座れましたが、当日券のお客さんはとても多く、席を追加、さらに追加で13:10前説、開演~14:59終演。

上手にスクリーンがあり「女子校育ち」の方へのメッセージ、これが芝居の内容とピッタリで思わず笑ってしまう。また、意表をついた「Live(!!)」映像、短いエピソードが実にテンポよく編みこまれ、「演劇」をする想いも意外な展開を持ってくることによって十分伝わってくるのでした。ほとんど素の舞台でしたが、演技+衣装お芝居の品のよさが楽しさを創り上げていたようです。

Dance Gathering Performance vol.6

Dance Gathering Performance vol.6

La Danse Compagnie Kaleidoscope

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1751(16-041)
17:00の回(晴)。

16:15受付、16:30開場、16:59ブザー、前説(アナウンス)、17:05開演~17:50、休憩、18:03~18:35終演

「A Day Moments」「fiesta」「カント オスティナート」「それは、ここから始まる」「hymn」。

「The World of Kaleidoscope 2015(2月)」も観ていて3公演目。

振付、それをこなす身体、照明と音楽が濃厚に絡まり、高い天井、広い舞台に隙はありません。スピード、衣装、スモーク、ソロと群舞、高い緊張感と躍動感。力強く、美しく、これがダンス。

TRIPLE BILL 『P小山』

TRIPLE BILL 『P小山』

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/20 (土)公演終了

無題1750(16-040)
19:00の回(雨)。

18:33開場、19:04開演~20:30終演。

長谷川さん「にわ」。
梶本さん「海へと」。
三輪さん「ミライハカケル」(ないきさん)。

「プロジェクト大山」は「キャッチマイビーム(2011/8@トラム)からここセッションハウス公演などを、長谷川さんは、「ダンス花(2013/9)」「COLONCH vol.5(2015/8ザムザ)」、梶本さんも出ていた「をどるばか(2015/2@BankART)」、その梶本さんは「batik トライアル vol.13(2013/12@森下)」。来月の@あうるすぽっともチケット手配済み。

今夜の公演、いつものように「セリフ」はダメなのと、(意外性のない)ふつうの振付だったのと、映像を伴ったものは他のダンサーでも観ているのでインパクトを感じなかったこと…など。

sanari

sanari

SPINNIN RONIN

シアターX(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1749(16-039)
19:30の回(曇)。

18:55着、受付、開場済み。19:25前説、19:31開演~21:17終演。

「SKY RUNNER(2012/11@d-倉庫)」「LEGS(2014/7@高円寺)」、3公演目です。今年に入ってダンス公演のほうがずっと多く、本作も「身体」側から観ていました。

振付/殺陣を見ごたえある動きに仕上げる秀でた身体能力、照明、重低音の音楽。そして欠かせないのがコミカルな要素を散りばめたお話、ここは役者の部分。

シルエットが藤城清治さんの影絵のように浮かび、場転に美を添える。

読みごたえある当パン、相関図も親切。

岩渕貞太パフォーマンス公演「斑(ふ)」

岩渕貞太パフォーマンス公演「斑(ふ)」

岩渕貞太 身体地図

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1748(16-038)
18:30の回(晴、暖)。

17:50会場(B2)着、受付、18:00開場。18:30前説(アナウンス)、18:36開演~19:35終演。

@アサヒ・アートスクエア(2014/3)の公演を観ています。そのときのコメントと変わりありませんが、その後、小暮さんは「Piano Pieces(2015/3@blackA)」「ミモザ(2015/11@SuperDeluxe)」を観ました。

初演では、この3人は一体何をしているのだろう..という気持ちがつきまとい、だからといってみんなバラバラではない。

本公演では、客席とダンサーとが近く、目の前に身体を感じること、反時計回りにポジションを変え、とても動的に感じたこと、周囲に置かれたスピーカーから流れるノイズ等が空間の密度を高めているように感じたこと、照明により視覚に強弱がついたこと、等が印象的でした。

No.32「米とりんご」

No.32「米とりんご」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1747(16-037)
20:00の回(曇)

18:45会場着、受付、19:54開場、20:08開演~21:06終演。

初日に続いて2回目です。

ほとばしる躍動感、今この時を精一杯踊りつくす、そんな一途さを受けます。
やや上を向いて立つその姿が印象的、何かに似ているなぁ~と思っていたら「QueenⅡ※」のジャケット構図でした(4人じゃないけど)。

※wikiの記載では「最初のコンセプト・アルバム」「クラシックの影響や組曲的、メドレー的な曲構成」とありまさに本公演。

終演後、丁寧にお辞儀をし、お客さんひとりひとりと笑顔で挨拶を交わす姿に頭が下がる。

~GODIVAより、あたしたち。~

~GODIVAより、あたしたち。~

踊る酸素

戸塚市民文化センターさくらプラザギャラリー(3階)(神奈川県)

2016/02/13 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1746(16-036)
13:00の回(晴、暖かい)。

12:30会場着、12:45受付。

ギャラリーA+B、座席ではなく、ギャラリーのソファ+立見。可動パネル式の会場、アクティングエリアのパイプ椅子は人数分の14脚。壁にはたくさんの(小さい)額縁やメガネ。

舞台上にダンサー、カラダをほぐす、ポーズをとる、マイクを持っているのはインタヴューか、12:55鐘が鳴り、12:58全員着席、趣向を凝らした前説、開演~13:49終演。

先月観た日芸の「イッポンのマイク(@江古田キャンパス)」で振付を担当していた宮本さんが出るということでしたので観に来ました(さくらプラザは2回目)。

開演してながれるのは「展覧会の絵」、ここは美術館らしい、14人の白い衣装の女神たち、講習会、学芸員(ここに目をつけるなんて!)など面白い振り付け、いやいや、前説からして個性的だった。

パイプ椅子を使うシーンではもう少しテンポを上げたほうがいいなと思ったのと、音量はもっとあったほうがと思いましたが、外に漏れるでしょうからちょっと無理か。

「ナイトミュージアム」のように絵や彫刻たちが自由気ままに動くシーンを想像しました。先日、世田谷美術館のエントランスでダンスをみましたが、もっとそんな雰囲気が醸し出せたらさらによかったかな、と思いました。

終演後、久しぶりに横浜美術に行きました。

宮沢賢治 童話劇『注文の多い料理店』

宮沢賢治 童話劇『注文の多い料理店』

スタジオ・ポラーノ

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2016/02/14 (日) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1745(16-035)
14:00の回(晴、暑い)。

13:20会場着、受付、13:31開場。正面に大きな半透明の衝立、下手にグランドピアノ。童話劇らしく客席は子供さん連れが多い。

14:02ブザー、前説(川口さん、65分)、14:05ピアノが鳴り開演~15:10終演。
「studio polano」としては初めてですが、みなさん青果鹿の公演でお会いした方。

山猫様と召使い、鈴木さんと山本さんの掛け合いや、シンプルな舞台ながらも回転する扉の模様替え、巨大紙相撲などが物語の展開を巧く示していて、子供さんたちも面白そうに笑い声をあげながら観ていました。

青果鹿は「楢ノ木大学士の野宿(2011/12@スタジオ」「カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話(2013/3@スタジオ)」「路地裏のシュラ(2014/9@B1)」の3作、Satokoさんは他に客演作2つ。

「注文の多い料理店」はもちろんタイトルくらいは知っていましたが、内容は全然...なので繁盛しているお店...だと思っていました。

No.32「米とりんご」

No.32「米とりんご」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1744(16-034)
20:00の回(晴)

20:04開演~21:02終演。

No.31「静か」を観に行ったとき、次は鰐川さんだと知り、もろもろ予定変更、まずは初日。

初めてAPPARATUSに来たのは「パフューム°R(2014/4)」、チラシの雰囲気に誘われたのですが、シアターX、KAATなど他の会場を含め、その後、何作も続けて観るようになるとは思っていませんでした。

その中には鰐川さんが出ている作品もあり、なかでも2014/12、加藤さん、U18のメンバーとともにシアターイーストの舞台に立った「ビヨンド 先に向かって」は特に印象に残っています。

さて、本作、交響曲のように大きな章立てになっているようで...冒頭、お地蔵さんが猛吹雪で倒れたのかと思いました。そのお地蔵さんは怒って雲の上でダンスをすると地上はともっと荒れるのでした。「風神・雷神」の「雪版」。童謡が使われたのでそんなこともイメーシ゛していました。

童謡以外でもクラシックなどなんでも踊ります。初めから飛ばしているので60分持つのかと心配でしたが、全力で踊りきりました。


40年前。
I saw my rock'n'roll past flash before my eyes.
And I saw something else
I saw rock and roll future and its name is Bruce Springsteen
ダンスをみて、この名言と同じ気持ちになれるとは思いもしませんでした。

ワンさんの一生とその一部

ワンさんの一生とその一部

H-TOA

gallery to plus(東京都)

2016/02/06 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1743(16-033)
19:00の回(曇)。

18:30受付、開場。2015年4オープンした会場、もちろん初めて。

「H-TOA(はとあ)」こちらも初めてですが、田久保さんはたぶん7作目、峰松さんは「脱衣する蛹(さなぎ)(2014/8@大隈)」、「; mo0ment(2014/8@楽間)」他。

入ると白く細長い部屋、左奥、役者さん二人が立っていて、目の前には逆T字のテーブル席、向こう側に座ります。と、田久保さんはカラダを丸め、ゆっくりと床を転げまわる...と英文の当パンに書いてあるように。胎児の動き、無重力/宇宙遊泳、ルンバにもみえてくる。

撮影可、テーブルにはスマホ置き場が描かれている(字体は全部違うのかな?)。

18:50動きだし、19:00開演~19:48終演。

田久保さんは、最近のトツゲキ倶楽部などとはかなり違うキャラクター。

ブロジェクターのPC映像(画像検索)が3面の壁にいくぶん歪んで映る。ワンさんの自身の語りと、別の人物による訂正修正補足が挿入される。真実、事実、認識/誤認/記憶の書き換え/錯乱。

目の前で起こっていることをあまり自分流に整理しないように視覚にとどめ置き、終わってから少しずつピースを動かしてみるのがいいのかもしれない。


トムヤムクンと夜へ

トムヤムクンと夜へ

AMD

神楽坂フラスコ(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1742(16-032)
20:00の回(晴)。

19:30受付、開場(動物カードがチケット代わり)。

この会場は3回目でした。小鳥公園「女生徒(2011/4)」、ワワフラミンゴ「馬のリンゴ(2013/3)」。

近くのセッションハウスによくダンス公演を観に来るのですが、坂道を通るたびに気になる場所でした。なかなかここの公演案内が載らなかったのでずいぶん間が空いてしまいました。

ということでこちらは初めて。ところが、脚本・演出の中村さんは..と調べてみると「必要と十分(2013/11@眼科画廊)」のスタッフとしてお名前があり何かの縁かと思い観に来ました。

大重さん「アドバタイズドタイラント(2012/1@d-倉庫)」。

ひな壇になったベーンチシート席(4列)、舞台には小さなちゃぶ台、部屋の壁に世界地図、冷蔵庫(ビールは本物か?)、戸外(という設定)に犬の置物(?)。

19:58前説(65分)、20:05開演~21:07終演。

(珍しく)事前に当パンを読んでいたので、突然のスタートにもなんとかついていける。一見リアルなお話の進行のようにみえつつ、所々、日常から遊離してゆくような違和感と展開。最後にその理由が明らかにされる。

そう思いたい(ありたい)物語と、実はそうではなかった物語。

よく笑うお客さんがすぐ後ろにいらして、その笑いの理由(シーン、セリフ)がわからず(ここは笑うところか?とか)少し集中力を欠いてしまいました。

奴婢訓

奴婢訓

演劇実験室◎万有引力

座・高円寺1(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1741(16-031)
19:00の回(曇)。

18:25会場着、受付(全席指定)、18:30開場。

2012/2@トラムで観たときはトラムシートだったので岡庭さん以外はほとんど分かりませんでしたが、今回はE列、細かい部分までよく観えました。開座から岡庭さん、みかさん。

万有引力では「壜の中の鳥 没30周年、寺山修司へ~(2014/1@キッド・アイラック)」...村田さんを観ていて3公演目になります。

上手、奥にいらしたのはパーカッションでしょうか、トラムのときには気が付きませんでした。

目を見張る大仕掛、衣装、激しく動く身体、逆に、.客入れ時の掃除シーンはゆっくりとした(永遠の)繰り返し、19:00パターンが変わり開演~21:01終演。

終演後、出口で声を掛けられたのは下旬にダンス公演を観に行くKさん、コンテンポラリーと万有引力..不思議な縁。

卒業公演

卒業公演

筑波大学附属坂戸高校演劇部

筑波大学附属坂戸高校 C館1階演劇教室 (埼玉県)(埼玉県)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1740(16-030)
13:30の回(快晴、ちょっと暖かい)。

13:03受付、開場、前半分が畳席、後ろは(長テーブル)椅子席、満員です。

たまたま、さいたま芸術劇場に「Q体」を観に行ったとき、小さなチラシを受け取ったのが12月のクリスマス公演。今日は2公演目。卒業公演だからかかなり込み合った客席、手作りの当パン、演劇3作とイベント。

13:27前説、13:35開演挨拶~(15分休憩)~16:43終演。3時間の大熱演公演でした。

青春ドラマを観ているような(汗まみれだけど)フレッシュさ。現役高校生たちの頑張りが直接伝わってきます。随所に笑いがあり、ダンスは振付もよく楽しい。普段、なかなか役者さんのお顔を覚えられないのですが、個性的な役者さんたち揃いなので結構覚えていました。またどこかで観てみたい役者さんたちばかり。

The BeatlesやBob Dylanなどの選曲も嬉しい。

役者さんだけではなくスタッフ紹介もあるのがいい。

4月に「春季高校演劇祭(@尚美学園)」があるので行こうと思っています。

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