あの星のモグラ
龍昇企画
Space早稲田(東京都)
2017/07/22 (土) ~ 2017/07/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/07/26 (水)
自分の暮らす世界は果たして世の中の全てなのだろうか?
他の世界を知ることは果たして幸せなことなのだろうか?
そんな気持ちにさせてくれた芝居でした。
サプライズパーラー
リュンヌ企画
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2017/03/03 (金) ~ 2017/03/05 (日)公演終了
『みんなしねばいいのに』
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2016/10/23 (日) ~ 2016/11/05 (土)公演終了
満足度★★★
未消化
ハロウィンの日に観たのは自分としてはタイムリーで良かった。年に一度の仮装のドンチャン騒ぎ。観劇に向かうロマンスカーの中で血塗れのバニーガール二人組と写真に納まるという私的な出来事もあり奇縁を感じました。肝心の感想はキャラが立っていて個々の話は面白かったけれど終盤に入って全体を集約する展開とはならずに拡散して終わってしまった感じがして少し残念でした。そういう脚本でそういう演出なのかも知れないけれど、多少強引でもいいから纏めて欲しいと思いました。因みに一緒に観に行ってくれた友人は角(つの)君のナルシストキャラがツボだったそうで過剰なポージングや気障なセリフがとてもいいと言っておりました。ハロウィンなんか大っ嫌いって思う方は是非!
刺毛-シモウ-
はぶ談戯
テアトルBONBON(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
刺さった
いつもながら思うのは、何でこんな話が書けるのだろうということ。普通に幸せになりたいであろう人々が、何とも歪んだ方向でしか幸せと向き合えない話を丁寧に描いていると思いました。本能に忠実であれば人と自分を傷つけていくけれど、世の中のルールとやらに従っていては、自分自身を満足させられない。そんな普通より少し自分に正直な人たちの物語。私自身も決して真っ当な人生を送っている訳ではないけれど、正直自分には無理だなというシーンが多々あって心に深く刺さりました。
「贋・四谷怪談」
椿組
花園神社(東京都)
2016/07/13 (水) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
夏の風物詩
夏になると花園神社のテントが気になる。新宿梁山泊と椿組。この二つは外せない。
家内の兄さんが急に亡くなって、予約していた20日の指定席はキャンセルしたが、ギリギリ千秋楽の当日券で滑り込めた。
四谷怪談と赤穂浪士の討ち入りと言えば深作欣二監督「忠臣蔵外伝 四谷怪談」が頭に浮かぶ。憂いのある民谷伊右衛門、佐藤浩市と妖艶なお岩、高岡早紀の絡みが良かった。そして本作、山本亨と松本紀保の絡みも面白い。凡庸な劇評は残すべきではないけれど、一言だけ、男と女はどんなに時代が変わろうと愚かで切なく哀しいものだと改めて感じさせてもらいました。また、来年の夏には水浴びも兼ねてお邪魔したいと思います。
ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜
はぶ談戯
劇場HOPE(東京都)
2015/11/03 (火) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
ブラックな感じがいい
オムニバス形式の芝居でありながら最後には全ての糸が絡み合う。決してパッピーエンドでは終わらない。素敵な芝居でありました。
「贋作幕末太陽傳」
椿組
花園神社(東京都)
2015/07/10 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
相変わらずの熱い芝居でした
椿組花園神社野外劇三十周年記念公演「贋作 幕末太陽傳」
芝居が始まる前、何も知らない連れが下元史朗さんからアイス最中を買い、一緒に食べました(笑)
そして、劇中で映画館に貼り出されていたポスターがフェデリコ・フェリーニの「道」で、ジュリエッタ・マシーナとアンソニー・クインがデカデカと描かれていて個人的にはツボでした。
フランキー堺の映画を予習していたのですが、内容的には全く(?)関係なく、映画を作る方の脚本家と映画をかける方の場末の映画館主がお互いを別の自分としてシンクロする芝居。
やりたい放題の監督に翻弄される脚本家、経営難で潰れかかった映画館を愛して止まない映画館主。
この二人の映画への愛が物語を紡いでいく。笑いあり、涙ありの素敵な芝居。
ワガママな監督、金策に奔走するプロデューサー、鼻につく売れっ子俳優、映画館に暮らす映写技師、映画館主を支える健気な妻などなど、生き生きとした登場人物が素敵。
因みに最前列で並びの直ぐ隣にに流山児さんが居てビックリでありました(笑)
透明人間
劇団唐組
花園神社(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
役者がいい
久々の野外劇。
蚊に刺されながらの観劇でしたが役者さん達の熱気で最後まで一気に観させていただきました。
やはり野外劇は勢いが大切と再確認させてもらった芝居でした。
「廃墟の鯨」
椿組
花園神社(東京都)
2014/07/12 (土) ~ 2014/07/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
雷鳴轟く中での迫力の芝居
花園神社に立ち寄って当日券でキャンセル待ち。
最後の最後に何とか入ったら最前列の補助いすという幸運!
泥まみれになりながらも臨場感溢れる観劇でありました。
最初から雷鳴と豪雨という波乱の幕開けでしたが、セリフが掻き消されそうになると、役者が声を張り上げ、体当たりの演技が更にヒートアップするという神憑り的な相乗効果で、会場は不思議な熱気に包まれていました。
終盤は序盤の雷雨が嘘のように静かになり、感動のエンディングを迎えるという奇跡の演出。
最後の大宴会には気おくれして残念ながら参加しませんでしたが、新宿ゴールデン街にて芝居の話で盛り上がり、大興奮の一夜でありました。
また、椿組の芝居を観てみたいと思います。
上海異人娼館〜china doll〜
Project Nyx
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
寺山の世界観?
映画を何回か観てヒロインが希薄な感じを持っていたので本作のヒロインに意思を持たせた演出は面白いと感じた。
女主人の妖艶さも素敵だった。
妖しげで個性的な娼婦たちと鏡屋も良かった。
ただ、繋がりが頭の中に入って来なかったのが未だに良く分からない。
みせられて
はぶ談戯
劇場HOPE(東京都)
2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
タイトルも概要も越えて
いつも思うけれどタイトルをキーにしてストーリーが練り上がっている感じ。
今回もヤられました。
気持ち悪さと心地好さが同居する素敵な芝居でした。
笑う巨塔
東京セレソンデラックス
サンシャイン劇場(東京都)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
静
シアター・ゼロ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
泣けた
それぞれの役の設定が分かり易くテンポも早くて芝居に引き込まれた。
泣き女は哀しく、浮世絵師は切なく、その恋人は危うく、版元は庶民が何者かを知り、座長は彼らが望むものを与え、為政者はそれを奪い、影は為政者の闇を叶える。
そして静はその全てを背負って消えていく。
気がついたら泣かない泣き女の姿に涙していた。
【満員御礼、ありがとうございました】『贋作、太地喜和子』 『贋作、圓朝』 『贋作、一条さゆり』
ユーキース・エンタテインメント
秋葉原ズーズーC劇場(東京都)
2012/06/19 (火) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★
未消化
佐倉萌さんの「贋作 太地喜和子」を観ました。
盛りだくさんの内容の一人芝居。
偽伝と謳っているせいか、説明的な台詞が多く、ストーリーを見せるのであれば、説明を極力減らして、特徴的なエピソードに絞って話を進めても良かったように感じました。
「間~あわい~」全日程終了しました。ありがとうございました。
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
距離感
人と人との距離感は難しい。
初めて会った人。
旧知の親友。
ラブラブな恋人。
大切な家族。
人は人との距離を間違えては、時に傷つき、時に傷つけられて日々を生きていく。
因みに今回もダメ男のダメっぷりに共感させらました。
俺は違う!と言いたいけれど、客観的に見て、もっと最低な自分を認識させられた芝居です。
最後に一言。
今日辺り、世界一鬱陶しい両親に連絡しなきゃ。
せいし
はぶ談戯
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2012/02/07 (火) ~ 2012/02/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
ダメ男に感情移入
生き死にに関わる者たちが色々な糸で絡み合う物語。
死神、殺し屋、生まれ変わらせ屋(?)
男はもう愛せないので産まない女、女しか愛せないので男は愛さないけど産む女、皮肉屋だけど死にたくない女
死にたいけど死なせてもらえない男、死にたくなるけど死なない男
外の世界では必死に頑張りながら、内の世界ではダメ男に依存して生きる女
何のために生きているのか分からない、優しいだけのダメ男
個人的には最後の男に共感した。
心のバランスを取るために彼(ダメ男)を必要とする女がいる。
欠けた心の隙間を埋める術(すべ)を生まれながらに身に着けている男。
芝居の間中、近親憎悪的に「何でこんなダメな奴なんだ」と思いながら、「それでもやって行けてるじゃないか」と自分の中で自問自答。
乱歩の恋文
てがみ座
シアタートラム(東京都)
2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
心に響く
自身の人生に重ね合わせて胸が締め付けられる思いがした。
乱歩を自分に、家内を隆子に見立て、劇の中に入り込み、一緒に迷宮の中を彷徨いながら夫婦の在り様を思っていた。
舞台のスタッフと役者の両方に拍手を送りたい。
幻探偵Ⅱ
オルガンヴィトー
不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)
2011/11/20 (日) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
不条理
招待券を貰って初めて観たけれど、摩訶不思議な空間に驚かされた。
水を大胆に使った舞台が実験的だったけれど最後まで面白く見ることができた。
記憶喪失、パラレル世界、、、ストーリーを追うのではなく、体で感じる芝居。
少女椿
虚飾集団廻天百眼
ザムザ阿佐谷(東京都)
2011/10/13 (木) ~ 2011/10/17 (月)公演終了
満足度★★★
微妙
原作が好きだったのと出演者が行き付けの飲み屋にチラシを配りに来た奇縁で鑑賞しましたが、何となく未消化な感じが最初から最後まで抜けなかった。
何が足りないのか上手く言えませんが作品世界に入れなかった。
不条理な芝居にも何かしら芯みたいなものが欲しいと思います。
空のハモニカ
てがみ座
「劇」小劇場(東京都)
2011/09/14 (水) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
男として
旦那の気持ちが痛かった。
誰もが無理をせずに幸せになれるのだったら何も産まれないと感じた。
誰のせいでもないと誰もが分かっているのに言わないもどかしさ。
本音は隠すものではなく、ぶつけるものだと改めて教えてもらった気がします。