フナバシTOYS
丸福ボンバーズ
APOCシアター(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった♪
念願かなって初マルボン。
元になってる作品を観ていて、大まかなストーリーは覚えていたのに、終盤ウルッとしちゃった。
こどもが観ても楽しめるようなつくりだけど、子供騙しじゃないし。
ナミギンを観ていたときに感じたのと同じ安心感と安定感。福島さん、さすがです。
劇団初見だったので、前説の人がさらっとマジックやるのに驚いたり、
チトフナマンとどう向き合ったらいいのかわからなかったり(笑)しましたが、楽しかったです。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★
『太陽とサヨナラ』観ました
SFのような、それでいて神話のような世界。
観たあとの脳内は、グレーの煙が渦を巻いてるような感じになった。
ぐるぐるもやもや。
客演陣も含めキャストが魅力的。なかでも田中美甫さんと一色洋平さんに惹かれた。
ジャンキー・ジャンク・ヌードット
good morning N°5
駅前劇場(東京都)
2013/09/20 (金) ~ 2013/09/25 (水)公演終了
満足度★★★★
楽しかった♪
今回もすっかりヤられてしまいました…。
そんなに身体を張らなくたっていいのに!と
観てるだけのこちらが心配になるほど、パワー全開な女優陣はホントに見事。
特にサ○ウェイの舞はスゴかったですね、いろいろな意味で(笑)。
でも、パワーで押し切るだけじゃなく、実はものすごく練られた台本なのだろうと感じたので、読んでみたいなと思ったら完売とのこと。残念〜。
G・愛・情
カラスカ
上野ストアハウス(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
くすくす笑い
何も考えずに観て、くすくす笑う。そんな作品でした。
前説から笑かしにかかってます。
これから上演する芝居について、あんなにあれこれ解説する前説を観たのは初めてです(笑)。
「観たい!」ではタイトルのGが気になると書きましたが、いくつか出てきたGの最初がGOTO(強盗)。
こちらの予想を裏切るというか、想定外の角度からきました。Gが。
GAPとかは当たったんですけどね〜。
言葉遊びやパロディネタで笑いをねらう一方で、意外なオチもちゃんと用意されていて、それなりに見ごたえあり。
ただ、笑いから離れた場面における説得力が足りないように感じられて。
それが作品の描きこみ不足なのか、それとも俳優陣の力量によるものなのかはよくわからなかった、というのが正直なところ。
個人的には、笑いの沸点が低いのかよく笑うお客さんがいたため、その笑い声を聞くたびに気持ちが引いてしまって乗り切れず。
芝居そのものが原因じゃないだけに、ちょっと残念。
失禁リア王
柿喰う客
公開GP(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/04 (水)公演終了
少年王マヨワ
ニットキャップシアター
座・高円寺1(東京都)
2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
団体力。
演劇でないとつくれないものを観た、という感じがした。
以前から思っていたことだけど、団体が持つ力がすっごく強い劇団なんだと思う。
で、その団体力が、観るたびにアップしてる印象。
難解ではあるけど、生音とか、体感できる部分が大きく作用してくれたので退屈することはなかった。
ただ、場面転換がスムーズに切り替わるのでなく、こまぎれになっている印象を受け、次々と出てくるエピソードが並列的に感じられたのがちょっと残念。
SHOOTING PAIN
コロブチカ
横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)
2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
爽やかで、切ない
心に傷ができてヒリヒリ…などと予想していたが、違った。
さらりとしてて爽やかテイストなのに、気付いたら胸をえぐられていた。
劇場を出て駅へ戻る道すがら、こみあげてくる涙を必死でこらえた。
だって、人混みの中で泣くなんて、恥ずかしいから…(笑)
ややドタバタ感のある前半を観ながら、先の展開を予想していた。でも、読みは外れた。
(以下、ネタバレBOXへ)
左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))
INUTOKUSHI
シアター風姿花伝(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★
大笑い
声をあげて、ゲラゲラと笑ってしまった。
今作も非常にくだらないけど、よりスタイリッシュになったような印象。
エレクトリカルパレードがかなりお気に入り。
【初日前売り完売!】夏葉亭一門会vol.7
夏葉亭一門
王子小劇場(東京都)
2013/04/02 (火) ~ 2013/04/03 (水)公演終了
素晴らしき哉、人生!
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★
古きよき時代
「観たい!」にも書いたとおり、原作未見で観劇。
物語の展開はタイトルからある程度想像できるものだったが、それでも充分に楽しめた。
木のぬくもりを感じる装置とギターの生演奏で、アコースティックな雰囲気が心地よかった。
古きよき時代のアメリカって、こんな感じなのかも。
strange
ニットキャップシアター
ザ・スズナリ(東京都)
2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了
満足度★★★★
まさにストレンジな
三部構成(ただし、途中休憩なし)。ばらばらと思われる話や出来事が、奇妙な絡まり方でつながっている。
それに気付いたのは第二部あたりから。
他の方のコメントにもあるように、少々難解だなあと感じたのだけれど、その世界に身をひたすのがなんだか心地よくて。
第一部には失踪する(した)人が出てこないので、あれ? 友人が失踪する話じゃなかったの? などとやや混乱したんだけど、諦めずに最後まで観てよかった(笑)。
楽器も含めて、様々な生の音が楽しかった。
おりんによく似たあの楽器、シンギングボールっていうんですね、あの音を聴くとちょっと和みます。
さわやかファシズム(無事公演終了!ご来場まことにありがとうございました)
INUTOKUSHI
王子小劇場(東京都)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
ファシズム…
ファシズムって、いったい何だろうね。
そんなことを考えながら観ていた。
下ネタの向こうに、結構真っ当な主張が見え隠れしていたように感じられた。
上演時間の長さは気にならなかったのだけど、
やや展開に繰り返しが多いなどのクドさがあって、もう少し削ったらクドさを感じずに乗れたのかもなと思ったり。
キャストが多かった割に、皆さんキャラがしっかり立っていたように思う。
気になる役者さんもたくさんいて、彼らの今後が楽しみ。
アナログ
うさぎストライプ
アドリブ小劇場(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★
全力モノローグ
自分の心情とか思い出を、ポツポツと呟く、あるいは絞り出すようにして叫ぶ。
そんなモノローグを聞いていると、伝えたい人に伝えられなかった想いがスパークしてるようで。
自分の中にある“伝えられなかった想い”と共鳴するのか、グッとくる瞬間は確かにあった。
でも、今ひとつ気持ちが乗り切れず。
今回は新シリーズとのことだが、前回見た作品との表現上の差異はあまり感じられなくて、
上演時間が短いのにもかかわらず、途中でちょっと飽きてしまった。
まだ2作しか観ていないので、続けて観ると飽きがこなくなったり、マンネリズムが心地よく感じられるようになったりするのかが気になりどころ。
フリル
アマヤドリ
王子小劇場(東京都)
2012/09/08 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★
優しく降り注ぐ
カーテンにライトがあたると、雨か砂が静かに降り注いでいると錯覚する。
芝居が進むと、失われた過去に対する後悔とか、伝えられなかった想いとか、そんなものが降り注いでいるように見えて。
全体的に薄暗いなか、そんな風に降り注ぐものを眺めていると、何故だか優しい気持ちになれたのです。ちょっと不思議な感覚。
ゴミくずちゃん可愛い
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了
満足度★★★
すべては回る、ぐるぐると
終末的な近未来。
それでも希望と平和は見出せる。
こういう話って陳腐になりがちだけど、登場人物たちのキャラクターがたってるので引き込まれた。
ゴミをいっぱい積み上げた装置になるのかなと思っていたんだけど、それを敢えてせず、シンプルな装置に徹したところが好み。
役者たちが下手から出てきて、回るようにして上手へはけていく、
その様子を眺めていると、王子小劇場に大きな盆があって、
そこが半時計回りにぐるぐる回ってるような錯覚を起こしかけた。
宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
ツンデレかぁ…
劇団初見。
なのでどうしても、楽屋落ちというか内輪ウケというか、そういうのがよくわからなかったりもして。
(よくも悪くも、学生劇団だからなのでしょうね)
下ネタと客いじりに、はじめのうちは乗り切れず、
宇宙とか未来とかについて語るなんてムリじゃないの? と思っていたんだけど、
あれあれ、なんだかうまいこと取り込まれたような感じに。
時間軸がぽんぽん移動する割には、混乱せず観られるところからして、
ちゃんとした作品(?)も普通に上演できる実力がありそうなので、
劇研を出たらどうなるのか、また観てみたい。
あ、作品とはまったく関係ないんだけど、
ベンチシートにずっと座ってたのに、お尻があまり痛くならなかった。
2時間も座ってたら、普通のベンチシートなら
終演後には結構お尻が痛くなっちゃうんだけどねー。
なにか工夫をされているのでしょうか。
おかえりなさいII
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
満足度★★★
なんとなくデジャヴュ
カンパニー初見、
なのにどことなくつきまとう既視感。
吊り下げられた裸電球。
白いシャツとベージュ(カーキ?)のボトムスで統一されたコスチューム。
淡々と語られるモノローグの数々。
セリフとの関連性がみられない(ように見える)役者の動作。
ステージいっぱいに散乱していた衣服が、徐々に畳まれて、片付けられていくさま。
そうしたひとつひとつに対しては、キラキラしていて綺麗だなあと感心するのだけれど、
それらがどこかで観たものとどことなくかぶってるという既視感が、「綺麗だなあ」に僅差で勝ってしまう。
そのせいか、全体として捉えるとよくわからない、というのが正直なところ。
客席には制服姿の高校生がちらほらいたけど、
私が高校生だったら、もっと純粋に楽しめたのかもしれないなと感じたり。
でも、「綺麗だなあ」とか思いながら
客席からぼんやりと眺めているときの感覚は割と好きなタイプのものだったので、また観てみたいなと思いました。
三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん
趣向
STスポット(神奈川県)
2012/03/23 (金) ~ 2012/03/24 (土)公演終了
満足度★★★★
小さな、だけど大切な
短編小説を読んでいるような感覚になる、ふたつの小さな物語。
それぞれがリンクしない、別々の話だったけど、ある問題に直面した家族の様子を切り取っている点が共通項なのかなと思いました。
とても小さな、でも、当事者にとっては大切な出来事。じんわりと心にしみてくるお話。観られてよかったです。
雨降りの帰り道、余韻に浸りながら帰りました。
カメコが笑った日
Theatre劇団子
SPACE107(東京都)
2011/11/23 (水) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった
久しぶりの劇団子。
今回も肩肘張らずに観られて、楽しかったです。
下宿が舞台だけど、放課後の部室を覗き見してるみたいな感覚で。
印象的なセリフがいくつもあって、帰り道でじわじわとしみてきました。
それにしても、あの飛び道具的キャラクターの人をずっと観ていると、出てきただけでおかしくなってくる! ずるい!(笑)
断食
おにぎり
座・高円寺1(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
おにぎりインザダーク。
おにぎりの『断食』、しかもSFと聞いて
ほんわかコメディを想像して行った。
…のに、気持ちよく裏切られました!
初めてのおにぎりは、雑穀米のような滋味深い味わいでした。
(後半の展開がダークなので、後味はあまりよくなかったけど…)
3人しかいない舞台が、一瞬で断食道場になったり、海辺の町になったりする、空間の広がり方が見事でした。
金目鯛の煮つけが食べたいなぁ。