満足度★★★
なんとなくデジャヴュ
カンパニー初見、
なのにどことなくつきまとう既視感。
吊り下げられた裸電球。
白いシャツとベージュ(カーキ?)のボトムスで統一されたコスチューム。
淡々と語られるモノローグの数々。
セリフとの関連性がみられない(ように見える)役者の動作。
ステージいっぱいに散乱していた衣服が、徐々に畳まれて、片付けられていくさま。
そうしたひとつひとつに対しては、キラキラしていて綺麗だなあと感心するのだけれど、
それらがどこかで観たものとどことなくかぶってるという既視感が、「綺麗だなあ」に僅差で勝ってしまう。
そのせいか、全体として捉えるとよくわからない、というのが正直なところ。
客席には制服姿の高校生がちらほらいたけど、
私が高校生だったら、もっと純粋に楽しめたのかもしれないなと感じたり。
でも、「綺麗だなあ」とか思いながら
客席からぼんやりと眺めているときの感覚は割と好きなタイプのものだったので、また観てみたいなと思いました。