VIANの観てきた!クチコミ一覧

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今夜此処での一と殷盛り

今夜此処での一と殷盛り

風雷紡

サンモールスタジオ(東京都)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

累って何歳くらいの設定だったんだろう?
中也の詩をあのように朗誦させてはダメだろう。あの探偵ならあのように読んでもおかしくはないが、それでもあの読み方には納得できない。蛍の光が嘘臭くそれが美しいはずの場面だったのと全体的には照明はよかったから余計に惜しい気がした。

ありがとねえ!

ありがとねえ!

梅舟惟永企画

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

楽しかった!
こっちからも「ありがとよ」と返したい。最後のは当初は二人芝居の予定だったみたいだけれど四人全員の出演にして正解。今回は梅舟さんのコメディエンヌっぷりがいかんなく発揮されてたけれど好評だからってお笑いの道に行きませんように。

ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』

ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』

ドキドキぼーいず

調布市せんがわ劇場(東京都)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

ひらがなやカタカナ
意味をぼやけさせるには有効で、この芝居を象徴してるように思う。あの会話はこの内容だったからかあるいはこの演出家は常にあの会話をさせるのかが気になるのでまた違う演目で東京公演(きついとは思うが)やってほしい。場転のドラムが、あまり他の芝居では聞かないこともあってか新鮮であり、その前後のシーンを惹起させ芝居にのめりこませた。

めくるめくセックス 発酵版

めくるめくセックス 発酵版

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2013/01/17 (木) ~ 2013/01/21 (月)公演終了

満足度★★★

まだまだ注目していく
Sの女王様は要らなかった。あれが夫婦と会話するのは不自然だし登場する意味をなしていない。せめてSMゴッコでもして笑わすとかすればよかったか。めくるめくのならご無沙汰夫婦にもさせても(あるいはやろうと努力するような?)よかった気がする。恐らくこの作者は徹底して男女の関係のことしか書いてきていないと思われ、男女の関係以外のことを書いたらどんなもになるのだろうという思いが湧く。愚問か。この世に男女の関係以外でおもしろいものなんてあって?と作者に笑われそうだ。

磁界

磁界

浮世企画

新宿眼科画廊(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/22 (水)公演終了

満足度★★★

もっともっと・・・・
ヨウラさんが素晴らしかった。キャスティングも演出家の腕ならば(その他の役者のキャスティングも含めて)彼女を主役に据えた主宰をその点において(もちろん演出もだが)評価する。内容については、私はそこにはうねるような磁力が発生するだろうと期待込みで思っていたのだが残念ながらそれは微弱で、あの構造も焦点をぼやかすものとなり、果して薄っぺらい人間描写に堕ちてしまったのが残念。中途半端に終わったという印象は、尺を倍にしてでももっと個々の人間を掘り下げてほしかったという思いから生じる。終始くすくすしっぱなしで楽しい時間は過ごせはしたけれど・・・。

ネタバレBOX

あの空間の使い方はどうなんだろう?決してうまくいったとは言えまい。美術も音響も照明も最初からハンディを背負うことになるし収容人員少ないしいいことは何ひとつないと思うのだなぜあの場所なんだろう?私は幸い奥の席を確保できた(入り口付近の人がかわいそうにさえ思えた。)が、小さい椅子が隙間なく並べられ隣人と押し合いへし合いの観劇は心苦しいものと相成った。
効率の優先

効率の優先

城山羊の会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/06/07 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

ドロドロからのヌチャヌチャ
全体の2~3割の台詞が聞き取れなかったなあ。型破りな展開がおもしろかった。

ネタバレBOX

演出家は会場の通常席の最後方席で確認しただろうか。変則客席によくありがちな台詞の聞き取りにくさ(役者が背中を向けてるとき)はやむを得ないとしても声が聞こえないのはどうなのか?無理に声をおさえる(くぐもらせる)のはよい。しかしちゃんと声は届いているのに何言ってるのか分からないのは、役者の声質によるにしてもそこは当然演出家の責務。(滑舌悪いからあの役者ダメって勘違いする客もいるだろう。)確かに自然な会話のようでありさもどこかのオフィスのようではあったが、私は聞き取ることに神経を費やしまた聞き取れない場面で客がうけたりしてイライラしてしまった。この会場は不向きだったしここでやるならもっと客席を中央に寄せるべきだったし、もっと言うならあごらでやるべきだったしあごらで観たかった。
月刊小玉久仁子 7月号

月刊小玉久仁子 7月号

ホチキス

こった創作空間(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

天晴れ百面相
小劇場ゆえに表情がはっきり見え、変な生き物(小玉)にじっと見つめられる感覚は通常芝居ではありえないことで、顔観てるだけで楽しめた。幕間(着替え)長くだれてしまう構成が残念だった。自己紹介の話に厚みを持たせて他の話も組み込んでしまえばよかったように思う。小玉なら70分出ずっぱりでもいけるはずだし、1つの話を疾走するような芝居であってほしかった。

不思議の国のアリスより

不思議の国のアリスより

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★

氷の世界
久しぶりに聞いた。この作家の芝居は、同じ作品をもう一度観たいとは思わないが脚本をじっくり読んでみたいと思わせる。当方の受容力が乏しく劇中では理解できていないことが多分にあるはずだからだ。(脚本読んでも原典のすべてが分かるわけではないだろうが。)とは言っても詰め込み過ぎの印象は拭えない。川添が前半は足を高く蹴上げたのに後半のダンス時には上がってなかったしその時辛そうだったのは、足があがらなくなるほど体力消耗するのか衣装のせいなのかはたまたその日どこか痛めたのか・・・妙なことが気になった。

変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

だまされた
ここでの評価高すぎ。女性客を意識して、女性客を泣かせようとして書いてるだろうことが好きになれない。笑えないくらだないシーンは怒りさえ覚える。

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★★

燦爛とせず
谷崎の「刺青」が現代のストーカー事件(あるいはその被害者)とどう結びつくのかという疑問は観る前からあって観た後でもやはりそれは疑問として残ったままだ。それらは溶けあっていない。メインのセットと照明と彫師を「刺青」から借りてきただけという感じ。最後、女郎蜘蛛が実際に背中に浮かびあがると予想したのは私だけだろうか?私はそれを確信していたのでかなり失望した。役者でいいなと思えたのは2人だけなので役者選び及び演出にはもっと力を入れ工夫をすべき。とは言え個人的には好きな作風ではある。アコギ中心の音楽も良かったし、照明も谷崎を意識してるかのようで私は好感が持てた。今回の作品は不満だけれど期待度はどうにか次回に持ち越せたかな。

夜と森のミュンヒハウゼン

夜と森のミュンヒハウゼン

サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/01/24 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

ムービング?
はなかったよね?。石村さんさすが。

ネタバレBOX

裸木では森のイメージに欠ける。落葉用意しておいてもだめ。森は葉っぱが生い茂ってるのが私のイメージ。夜の雰囲気もない。真っ暗にしろとは言わないが夜の雰囲気がまったくない。タイトルロールがそこにあるのにそれを感じられないのがもどかしい。。ラストに一気のネタばらし?も好みじゃない。
泥の中

泥の中

VAICE★

駅前劇場(東京都)

2017/06/27 (火) ~ 2017/07/02 (日)公演終了

満足度★★★

終演時、女に翻弄される愚かな男たちの溜め息が聞こえた気がした。

ネタバレBOX

人生は泥の中にいるようなものなのかもしれない。そこにユリの花が咲いたっていいじゃないか。でもユリはユリでも滅多にお目にかかることがない黒ユリだったとはねえ・・・。
世の中あんな女ばかりだったら男はホントやるせない。
後半の歌の入りが唐突すぎ。訳が分からないステージ衣装。
土砂降りぶりっこ

土砂降りぶりっこ

ピヨピヨレボリューション

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

まあまあかな
ただし第一回にしてはという条件つきで。

ネタバレBOX

歌が多いことは知っていたが、今のアイドル系かロック色の濃いものと勝手に想像してたから歌い上げる方だったことに少々戸惑う。演奏してた人の歌は上手いと思ったが大概の人はそこそこにうまい程度で、即席で上手く聞こえるように練習したという印象は拭えずそこが初々しくもあった。今回は客演の助けがかなりあったと思うし、今後もしばらくは客演に助けてもらわなければならないだろう。コロがあのような役どころだったのは演出だったからかしらん?
ナイゲン【ご来場ありがとうございました】

ナイゲン【ご来場ありがとうございました】

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了

満足度★★★

新鮮味なし
昨年ここで高評価だったのでもっと突きぬけるおもしろさを期待したが叶わなかった。型にはまったコメディは暇つぶしには最適だが私は暇つぶしで演劇を観るわけではない。高校を舞台にしたからというわけでもないが全体的に青臭くその青臭さに馴染めなかったしあまり笑えなかった。

hedge

hedge

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/18 (水)公演終了

満足度★★★

残念
用語の説明には退屈した。他の芝居でも意味が分からない言葉も終演時には大体理解できるものだし、あのくらいの説明ならほとんどの人は理解できてるような気がする。アフタートークで役者が未だ用語等について完全には理解していないようなことを喋っていたがそれを持ち出すまでもなく台詞をモノにしていない役者が少なくなく果たして噛む回数も多く喋らされてる印象が強く残った。オープニングのスーツに着替えるシーンはだらだらとそれをごまかすかのようにストップシーンをいれていたがあそこはこのうえないスピードで済ませるべきではなかったか。しかも(鏡がないとはいえ)シャツ襟がはみ出していたりネクタイが歪んでいたりでのキメポーズでは苦笑せざるをえずかっこいいはずのシーンは私にはみっともなく映ったしこれから始まる芝居に危惧を抱いたが哀しいかなそれが当たってしまった。

長井古種 日月

長井古種 日月

あやめ十八番

d-倉庫(東京都)

2015/04/09 (木) ~ 2015/04/14 (火)公演終了

満足度★★★

シュプリンガ?
一般用語?検索したらドラクエのキャラしか出てこないのだけれどそれのこと?転生のこと?だったらもっと違う言葉があるはず。他にも不明語はあってそれは私の知識不足であることを認めてもこのシュプリンガは納得(理解)できない。いつもあやめの名前をタイトルにしているがあやめの名前からイメージを膨らませるのか、概要が決まってからそれに見合うあやめの名前を見つけるのかどっちなんだろう?巨大なうさぎが一番印象に残ってしまったから!

アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★

アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★

KAKUTA

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/05/07 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★

しっぽがいちばん
演劇の短編集はその合間に客電がついたりセットを直したりして中断を余儀なくさせることが少なくなく弛緩してしまうものだが、そういうこともなく合間だけの寸劇があって退屈させない構成が良かった。とは言えタイトルが付けられてはいるものの内容がまったく異なる作品群なので集中しにくくいまいち作品世界に入り込めないのは、通常の芝居ではなかったからではなく単に私が演劇の短編を好きではないからだろう。たとえばテーマを絞り込んだオムニバス形式の小説だったら・・・と思う。各作品は、個人的には取り上げる小説?と疑問に思うがこういう表現に向いているものを選んでいるのだろうと当パンの桑原氏の文章からそう感じたし、感動的とは言い難いが楽しい時間は過ごせた。

ネタバレBOX

勝手に演じ手は何も喋らないと思っていただけに喋らせていたことが意外だった。演じ手には何も喋らせないのもおもしろいのでは?「女を読む。」の冒頭がまさにそれでそのまま続くのかと思ったのだったが・・・。このオープニングから一作目に入っていく流れは、この作品への期待に拍車をかけてくれた。
Mr. Fujino

Mr. Fujino

世田谷シルク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

詰め込みすぎ
どうしても芝居にしたかった原作でなく○○祭だから仕方なくあるいはやむをえず採用したのだろうし、その舞台が東北だからという理由で東北に関することを盛り込んだのであろう作品は、難解というよりは雑多であり、そういう理由で作者の意思は薄弱気味で作品自体もちぐはぐなものになっていた。当パンでの文字による説明がなければ理解不能のシーンや演出があり、これらは恐らくは作者の意図をうまく反映させていなかったと思う。全体的にはどちらかと言えばおもしろかったのだがモヤモヤが残った。

クラッシュ・ワルツ

クラッシュ・ワルツ

刈馬演劇設計社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/26 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了

満足度★★★

何度息をのんだことか・・・
トラフィック・サスペンスという言葉から設定は疾走する車の中で殺人が起きてさて犯人は?みたいなもののを想像したら全然違ってた。ノンストップという説明ははずしてないが、トラフィックとサスペンスという言葉はこの芝居には似つかわしくない。終演後出演者のトークがあったが、加害者役の方がきれいな方だったのでビックリした。この作家の作品はまた観てみたい。また東京おいで。

お嬢さん

お嬢さん

浮世企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/11/12 (火) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★

段差くらい・・・
祖母の容貌の意図が分からない。ゆえに初っ端から劇世界に入るのを拒まれた感じ。若い頃を思い出してるだけというなら配役含めて手抜きだろうし、違う意図があるならそれを明確にしてほしかった。家系を説明する台詞があり確か当パンにも書いてあったがそれが取るに足らぬことになってたことは作者の思いが芝居に乗らなかったことを明かす。私には寧ろ男性陣の方がよく描かれてたように思えた。夫、弟、隣人、不倫相手・・・みんなダメ人間で、果たしてこの作者はダメ人間あるいは男を描くのが巧い(役者の巧さもあるが)と思った。段差無しの2列目からは前方客の頭が主役だった。

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