
アンサンブル
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

トレーディングライフ
ピウス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/17 (月)公演終了

泥の中
VAICE★
駅前劇場(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
満足度★★★★
1時間半余りの芝居にいろんな人生がギュッと凝縮されている。誰もが表情やしぐさだけで雄弁に語っている感じで松本さんの芝居、やっぱりいいなと思わせる。

ズルい奴ほどよく吠える
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

個性が強すぎるのかもしれない
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/25 (火)公演終了
満足度★★★
ストーリーより登場人物のキャラクターで見せる芝居だと思うがどうも私には合わなかったようだ。皆アクが強すぎて、笑えはするがストーリーに引き込まれる感はなかった。

トビウオの翼
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2017/04/05 (水) ~ 2017/04/09 (日)公演終了
満足度★★★★
「勇気」や「希望」を声高に謳いあげる内容は、ともすると陳腐で安っぽくなりがちだがこの作品は全くそれを感じさせない。役者さんたちの熱演もあって素直に心に入ってきました。またシリアスな内容にコミカルの要素が巧い具合に配分されていてエンタメ作品としても楽しめました。

Melody
TEAM 6g
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
東京セレソンDXの芝居には何度も泣かされたのできっと素敵な作品だろうという予感は的中した。これでもかと笑わせた後、ふと気づくと目頭が熱くなっている。笑いと泣きの振幅が大きいほど泣けるもんだなあとつくづく思う。

刺毛-シモウ-
はぶ談戯
テアトルBONBON(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

だせぇ
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2016/07/27 (水) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
「ださい」は素敵だ
アパレル業界の内幕をコミカルに描いた作品と思いきや、女性特有(?)の心の闇や毒が随所にちりばめられていて観ていてドキッとするような人間ドラマに仕上がっている。

金曜はダメよ♥
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2016/06/29 (水) ~ 2016/07/04 (月)公演終了
満足度★★★
最後はそうくるか
物語が現実世界と映画のキャラクターの仮想世界を行ったり来たりするのでどんな結末になるのかと思っていたけどうまくまとめた感じです。「とことん生きてやる」のコピーが登場人物全員の叫びだったのかな。全編ゆるい感じなので作品が強烈に響いたというより、こちらもゆるーく心に忍び込んでくる感じでした。

さい、なげられて
green flowers
劇場HOPE(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
家族の幸せのかたち
ある家族の何気ない日常が淡々と描かれていくので感情移入しづらい分、物足りない印象が半分。しかしながらお互いを思いやる家族愛が作中にちりばめられていてホッコリしながら安心して観られたとの思いが半分。観劇後はないまぜの感情が湧いた。

いつかの膿
VAICE★
駅前劇場(東京都)
2016/03/01 (火) ~ 2016/03/06 (日)公演終了
満足度★★★★
まさに膿
日本の劇作ではあまり見かけないパターンの展開で少々違和感を覚えるものの、そこは経験豊かな役者陣の芝居で充分に楽しめた。小林さんのキレ方、本間さんのおどおどした時の表情、高橋さんの愁いをおびた表情、白川さんの貫禄ぶり、などが印象的。

ミルフィーユ
aibook
OFF OFFシアター(東京都)
2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了
満足度★★★★
タイトルになるほど
震災を経験した東北の漁村に暮らす家族の日常を淡々と描きつつ物語は進む。前半、あまりに何気ない自然な会話、日常に緩慢さを感じていた。その上、浩市が妻を見舞いに行かない理由がなかなか明かされないのでもどかしさが募る。しかしラストにきてその思いが吹き飛んだ。そうか、ここにたどり着くために今までの物語はあったのかと。家族の関係が丁寧に描かれてきたからこそ、最後に甘い蜜を感じ取れたのだ。幸福感に満ちた物語。

イヌジニ
雀組ホエールズ
OFF OFFシアター(東京都)
2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)
Sky Theater PROJECT
小劇場B1(東京都)
2015/07/07 (火) ~ 2015/07/14 (火)公演終了
満足度★★★
明瞭と不明瞭
人生はそんなことの連続かもしれない。登場人物それぞれの思いはわかりやすく描かれているが、何分場面転換の速さが全体的に淡白な印象を作品に与えている。その中でも久保田深雪がツグオの母弘子の口を通して思いを伝えるシーンはジーンと沁みた。

リ:ライト
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了
満足度★★★
油断大敵!
前半の展開が淡々としていて冗長感があり、そこで集中力をなくしてしまったようです。後半は、「まさか、そうくるか!」と思っているうちにあれよあれよのスピードで進み…。油断してました。まさしくこれが「化学反応」だったのですね。また、物語は確かにハートフルなんだけど、作中にその要素がいくつもちりばめられているせいかハートフル感が薄まってしまったというのが正直な印象。(まあこれは好みの問題です。ラストはちょっと切なくて好きです。)印象的なのは役者さんの演技。軽いタッチの作品というのは役者にとって一番難しいかも、と思うのだが皆さんの自然な演技は好感が持てました。

『太平洋食堂』
メメントC+『太平洋食堂』を上演する会
座・高円寺1(東京都)
2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ひとりの男の物語
百年前の日本にはこんな豪放磊落な男がいたということを知っただけでもこの芝居を観てよかったと思う。そして「大逆事件」のことも(学生時代に勉強した筈なのに)すっかり知識が抜けていたのでショッキングであったし、現代日本の状況と照らし合わせて考える機会にもなった。経験豊かな役者陣の重厚な演技に支えられてまるで青少年向けの観劇会のような雰囲気を感じる、わかりやすく、一人の男のドラマを、そして歴史の真実を伝えてくれる物語だった。

ちょぼくれ花咲男
文月堂
座・高円寺1(東京都)
2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞ、エンターテイメント!
老若男女が楽しめそうな舞台に出会えるたのは久しぶりだ。登場人物が多いのに各人のキャラクターと劇中での役割が明確なのでお話がとても分かりやすい。場面転換が多いのにストーリーが整然としているので物語がスムーズに流れていく。真の娯楽作品とはこういうものだというお手本を見た気がした。

俺達なりの、旅。
グラウンド02
OFF OFFシアター(東京都)
2015/04/22 (水) ~ 2015/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
人生という名の旅
高校生から中年となった現在までの彼らの旅が見えてこない。もちろんセリフによって各人の境遇やお互いの関係は理解できてもセリフの行間から立ち上がってくるようなそれぞれの旅が見えてこないのだ。巧い役者さんが揃っているのでそれなりに観ていられるがドラマとしての盛り上がりに欠けた気がする。

紅白旗合戦
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
バラエティ豊かな笑い
以前、「コーヒーカップオーケストラ」との合同公演で観て気になっていたアガリスク。本公演は初見。「ナイゲン」が好評だったようで、同じ会議物なので期待したがエンタテイメント感満載で楽しめた。登場したキャラクター(特に先生側)は定石通りでいかにもいそうな人物が配されているが、俳優陣の演技がキャラをさらに際立たせていて楽しい。(特に村松先生)
笑いの面でいうと、賛成数確保のための入れ代わり立ち代わりの懐柔策が「ヒューマンコメディ」とでもいおうか、人間味あふれる笑い。議決を遅らせるための牛歩戦術が「ナンセンスコメディ」的なバカバカしさ。ラストに向けてテンポアップする校長室に両者が集結する場面がちょっと「ドタバタコメディ」チックな感じ。一つの笑いで押し通すコメディはたまに観るが自然な流れの中で笑いを変化させていく芝居はなかなか観ることがない。
また生徒会顧問でありながらあまりやる気のなかった塩原が後半積極的に生徒会に関わっていく様、菊池に従い頼りなかった同じく生徒会顧問の川添が成長し逞しくなっていく様、また生徒会長として最後まで意見を曲げなかった熊谷など、ドラマとしてみても楽しめる作品になっている。最後はちょっとすんなりお互いに譲歩して決着した感はあるが、劇団名通り、エンターテイメントとして楽しめる、今後観ていきたい劇団が増えたなという感じです。